浮いて沈むブログ

0歳児娘のことやアルフォートのことなど

今こそ子連れで登山に行こう!with乳児

 
みんなどう?山、登ってる?
 

おれは登ったぞ!!!!!!!!!!
 

私の住む雪国にもようやく春がやってきて、地上にはほぼ雪が無くなり非常に歩きやすくなりました
暖かくなってくると登りたくなるよね、山
 
というわけで夫に何気なく「そろそろ山登りたいよねェ」なんて言ってみたところ

「行くか、来週」

まさかの即時OKでした
 

ちなみに、地上は雪が無くなってきたっていうだけで山はまだバリバリ雪残ってるんですよ
私の住む地域は、低山なら5月くらい、高い山なら6~7月くらいまで雪が残っています
 
夫には壁登りと雪山は死ぬから駄目と止められているんですが、まさか残雪期の3月に登山許可が出るとは
うっかりときめいてしまいました

とはいえ一応子連れで登るので、最大限危険が無いように

①ルートを把握していて
②難所のない
③低山
 
という条件付きで考えて、春先によくトレーニングがてら登っている近所の山(300Mちょっと)へ行くことにしました

そんな山行レポと子連れ登山のあれこれです
登山デビューを考えてる方はぜひ、そうでない方もぜひ
 
 
登山当日の持ち物はこんな感じ
 
◎オムツ
◎ミルク
◎娘の着替え
・タオル
・携行食(チョコレート、かむかむレモン、お昼ごはん)
・飲み物(水とスポーツドリンク)
・除菌ウェットティッシュ
・ビニール袋
・ばかでかいゴミ袋
・防寒着
・カイロ
・雨具
・グローブ
・熊鈴、ホイッスル、アーミーナイフ
 
こんな感じです
◎は子連れ登山の場合必須ですが、それ以外は大人だけの登山でも必要なモノばかり

また、今回は少量でしたが、そこそこ時間のかかる山行の場合は何かあった時のために携行食と飲み物は多めに持ちます
 
落石の恐れがある山ではヘルメットも必要です
あと、夏場はこれに暑さ対策グッズをプラスしていきます
 
 
最後の『熊鈴、ホイッスル、アーミーナイフ』については、私のテンションを上げる必須アイテムですが勿論実用性も高いんです

熊鈴は熊のいる地域の登山なら必須だし、ホイッスルは遭難時に使えるし、アーミーナイフはハサミ部分で鼻毛を切ったりできるので常に持ち歩いてます
 
 
 

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鼻毛も切れるよ
 
このアーミーナイフ、実家に帰るのに飛行機乗った時に空港で没収されたので携帯は気をつけましょうね
 
 
服装はこんな感じ

 

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塗りつぶした下にはアホ面
 
これは過去の夏山登山時のものですが(今回のはいい写真が無かったので)
格好はほぼ変わりません
 
夏はウィンドブレーカー、寒い時期の登山はゴアテックス上着を着ます
本当は夏でも雨を凌げるゴアテックスの方がいいのですが、暑すぎるので私はユニクロのウィンドブレーカーを使ってます
 
靴は登山靴が基本ですが、私は防水の登山靴がないので残雪期や水場がある際の登山ではゴアテックスのスニーカーを使ってます

ゴアテックスの登山靴が欲しいんですが目ん玉飛び出るほど高いので結局手持ちのモノで何とかやってる貧乏山姥、それはワタシ
 

そして靴と言えば、過去記事(下記)で紹介したアレを使う時がついにやってきました
 
そう、18本爪アイゼン
 

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カッチョイイ
 
雪山は駄目と言うのにアイゼンをプレゼントしてくるあたりアンポンタンな夫ですが、
それでも存在を殺し続けてきたアイゼンをちゃんと山で使える日がやってきて良かったです

使ってみたところ、めっっっっっっちゃ良かったです

雪でも氷でもまあ食い込む食い込む
過去、残雪期の5月登山でズルズルに滑って大変だったことがあったのでこれは大変に嬉しい
 
こんな低い山で使うモノでは無いと思いますが、山岳小説山岳映画オタクの私はテンションダダ上がり
「アイゼンとピッケルとアイスバイルも欲しい」と言ったら本気で止められました、ぴえん
 
ちなみに夫もいつの間にか同じアイゼンを購入してました
過去ペアリングを拒否した夫ですがアイゼンのお揃いはオッケーらしいです KICHIGAIですね
 

予報では晴れだったけど実際に登り始めたときは曇り空で少し肌寒いくらいでした
がっちり防寒をしていざスタート
 

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雪がこんもり
娘は暖かい服に防寒着にケープの重装備です
 
私の方が体力が無いので、私が自分のペースで前を歩いて夫にはそれに合わせて歩いてもらいます
二人以上で登る場合、体力が無い方が前を歩いたほうが絶対に良いです
下山する体力も考えて、少しゆっくりすぎるくらいのペースで慎重に
 

我が家の場合、夫は重い荷物は全て自分が持つといって聞かないので、私はいつも携行食と自分の飲み物くらいしか持たせてもらえません

超カッコイイ自分好みのザックを買ったにも関わらず全く使う機会が無いので「ザックを使いたいから私にも荷物を持たせろ」というと「街歩きで使え」と言われました
 
多分優しいんでしょうが、むかつくのでそろそろ山に埋めてこようと思います
 

なお、道中は休憩をいつもより多めに
軽い登山とはいえ、私は10月以降登山どころか運動もほとんどしていなかったのでかなり気を付けて休憩は取りました
 
50分程で山頂へ
夏季に比べて15分程時間がかかりました
 
まずは三角点をタッチして記念撮影
娘もしっかり三角点にタッチしました
 
そして山頂でお昼ごはんのおにぎりタイム
この時、おにぎり登場に娘は大興奮

お前のじゃないんだ、ごめんな

本来は山頂からの景色を楽しみながら食べるはずがカラスが近くにいたので威嚇しながら食べました
鬼の形相でおにぎりを食べる人間がどう見えたのか、是非ともカラスに聞いてみたい
 

この、山で食べるご飯って本当においしいんですよ
山頂までの苦労とか空腹とか自然の空気とか山頂の景色とか、それらが最高の調味料になるんです
 
娘にもそれを味わってもらいたいので、一緒に山頂でお昼ごはんを食べるのがとっても楽しみです
 

おにぎりを食べて少し休んでから下山
ロープを張ってる場所や危なくない場所は駆け足で下りるので速い速い
娘は下り始めてすぐ寝ました
 

娘七か月、起きてても寝てても登山中すれ違う皆さんからは「かわいい~!!!」の嵐
 
登山ではすれ違う人との挨拶は基本ですが、娘を連れて登るようになってからは「こんにち……かわいい~!!!」と言われるようになりました
 
「分かる~!!!」と言いたいのをこらえてありがとうございます~と返してますが夫婦ともにニヤケ顔
 

この登山中の人とのふれあいも私は大好きです
 
ちょっとした世間話をしたり、お菓子をいただいたり、前にも山でお会いしたことのある方と別の山で偶然会ったり
赤ちゃん連れの外人登山者が下りで爆走してるのを見て唖然としたり
 
いいものですよ、陸地でもたまにすれ違う人にこんにちはって声かけて驚かれるけど
 

下りは25分くらいかかりました

意外なことに案外体は疲れておらず
むしろ物足りなくて「もう一回登る?」と聞くか迷ったほど
それくらい久しぶりの登山ははちゃめちゃに楽しかったです
 
今回は時節柄やめましたが、登山の後は温泉がいいですよ

全身がふやけるまでしっかりお湯につかってお風呂の後に甘いものを食べるのが正しい作法です
消費したカロリーはちゃんと補給しましょう、登山の常識です
 
 
今回は雪どっさりでしたがアイゼンの使用感も試せたしとっても楽しかったです
人の集まる場所にはなかなか出かけられない今こそ、登山、おすすめですよ
体力もつくし
 
子連れ登山は生後一か月の頃から何度か行っていて今回が四度目でしたが、家にいるより断然楽しそうで、娘にとってもいい刺激になっているようです

まだまだ残雪期ですが、今年もゴリゴリ山登っていきます
みなさんもアーミーナイフとアイゼン、是非ポチってください