浮いて沈むブログ

0歳児娘のことやアルフォートのことなど

私と夫のときめきメモリアルを思い出す

 
私の夫を知る人は、彼のことをこう表現する

武士、ジャックバウアー、日本昔話の登場人物

これだけだと何が何だか分からないだろう
私の過去の記事を読んだ方ならご存知だと思うが、夫はとても優しくてちょっとめんどくさい人だ

雪道が怖い私のためにゴリゴリの18本爪のアイゼンを購入したり

初めての育児に不安を感じている私を励ますためにウザ絡みして揺さぶられたり揺さぶられなかったり
 
ね、めんどくさいでしょ

無欲で優しい人だが、頑固でクソが三つはつくほど真面目な石部金吉でもある

しかし、ツイッターやブログではイジリ倒しているものの、未だに結婚出来てラッキーだったと思える自慢のパートナーだ
 
今日はバレンタインだし、恋人気分を思い出そうということで今回は夫との出会いについて書いてみた
 
 
元々、夫は私の学生時代のバイト先によく来ていた常連客だった
 
当時、私は中華惣菜の店で接客のアルバイトをしていた
毎日制服の袖をあんかけで汚しながらも毎日せっせと真面目に働いていた

バイトを始めて約1年が経とうとした頃、夫はちょくちょく店に来るようになった
2、3回目に見る頃にはもう顔を覚えていた
 
場所柄もあり、常連客はマダムかご年配の男性ばかり
そのため、見た目の若かった夫はお客さんの中ではそこそこ目立っていたのだ
 
あと、単純にわりと好みの顔だったからだ
 
とはいえ相手はお客様
「あ、好みの顔だな」ということでインプットしてはいたものの、私だって最初から目をギラつかせていたわけではなかった

気になり始めたのは、夫を認識してから一か月程経ってからだった

いつもは平日の夜にしか来店しない彼が、珍しく日曜の昼間にやってきた
お会計の際、私は思わず「今日はお昼なんですね」と声をかけた

この会話については、私は話しかけても大丈夫そうなお客さんにはタイミングが合えば常連・初見問わず声をかけていたので特別深い意味は無かったのだ
 
夫は少し驚いたように「今日は休みだったので」と言い、少し笑っていつも通り丁寧に頭を下げて帰っていった
 

ただそれだけだ
 

ただそれだけのことで、私はうっかり恋に落ちた
「運命的な出会いを果たした」と妄想日記をつけんばかりの勢いだった私には二人を結ぶ赤い糸が見えた
 

それ以降、私から話しかけたことで夫も覚えてくれたらしく、来店する際にはいつも私のレジに来てくれた
 
「今日は炒飯がありますよ」「この時間までお仕事だったんですか?」
 
などなど、当たり障りのない話だが
来るたびに必ず一つ、お会計と関係のない会話を挟んだ

私の恋の落ち方は完全にオタクが新しい推しを見つけたときのそれだった

勿論薬指に指輪が無いかは確認したし、カウンター越しに身長はどれくらいか、どんな体格かぬかりなくチェックしたし、服装も細かく覚えていた

今思えば完全に追わないタイプのストーカーだが、当時は「好きな人が出来るってなんて素晴らしいんだろう」と有頂天だった
 
幼少期の鵺野鳴介からはじまり、ブラックジャック明智健悟と数々の沼にはまってきた私が初めて人間にはまった瞬間だった
 
 
一応それ以前に彼氏がいたこともあったわけだが、大して好きではなかったのか乙女ゲーの邪魔をされてブチギレして別れたりしてきた 苦い思い出だ
 

そういった「ちょっとした会話」を何度か繰り返していたその頃
私は「いつか渡す絶対渡す死んでも渡す」と邪念に満ちたある手紙をバイト用のビニールバッグに忍ばせていた

自分の連絡先を書いた手紙だ
不幸の手紙ではない、ラブレターだ

しかし勿論陰キャでオタクでコミュ症の私はなかなか勇気が出ず
 
週に一回程度の来店後、渡せなかった不幸の手紙を捨てて、その日の晩にまた新たに不幸の手紙を書いてバッグにしまうという恐ろしい行為を毎週続けていた

変化があったのはしばらく経ってからだった
 

「ちょっとした会話」のネタがいい加減尽きてきて
 
「いくつですか」「彼女いるんですか」「仕事何してるんですか」「どんな人が好みなんですか」「ていうか付き合ってください」
 
等と「粘着質な会話」のネタしかなくなってきた頃、私は前日にテレビで見たパラグライダーのことをぼんやり思い浮かべながらバイトに出ていた

そのせいでやらかしてしまったのだ

いつも通り夫が来店した際、閉店間際で他の客も店長も誰一人店にいなかった時のことだった
 
偶然二人きりになれたので、本来であれば不幸の手紙を渡す絶好のチャンスだったわけだがその勇気はなく
かといって「ちょっとした会話」のネタは無い しかし何か話しかけなければと頭をフル回転させて出てきたのが
 

「空飛んでみたくないですか?」
 

だった
 

やっちまった
この台詞、まるっきり猫型ロボットが登場するあのアニメのオープニングじゃないか
 

ああ、わけわかんないこと聞いてしまった
せっかくこれまで無難に話せていたのに
「この子頭悪いのかな?」って思われる
 

私のめくるめくときめきメモリアルが終わった、そう思った
しかし
 

「いやあ、飛べるもんなら飛んでみたいですね」
 

夫は思いがけず乗ってきた
そして、昔パラグライダーに挑戦したが悪天候で飛べなかったことや、再チャレンジしたいと思っていることを楽しげに話し始めた
 
この時点でもう「好きかも」が「大好き」になってしまった
 
そこで私もパラグライダーに乗ってみたいと話したもんだから
「じゃあ一緒にパラグライダーやりますか」とトントン拍子に話が進んでいった
 
完全に棚ぼただ
 
夫はその場で名前と連絡先の書いてあるメモ書きを渡してくれた
今や旧姓に比べて100億倍ダサいとしか思えない夫の苗字も、平凡な下の名前もとてもかっこよく見えた
 
ここから連絡を取るようになり、パラグライダーに乗るための作戦会議をしよう、と翌週末に出かけることになった
 
ちなみに、ずっと二十代半ばだと思っていた夫が、この時初めて三十代だと分かってひっくり返ってしまった
夫は今でも若々しい童顔をキープしている
 

はじめてのデートはなかなかに奇天烈だった

めかし込んで待ち合わせたところまでは良かったのだが、
せっかく夫が近くに車を停めてきたというのに舞い上がっていた私は「たくさん歩きたいです」という訳の分からないリクエストをした
結果、車を駐車場に預けたまま4時間以上かけて市内を歩き回った
 

後から夫に聞いた話だが、私のことを「いいな」と思った一番の決め手は健脚で体力がある点だったそう
 

ソフトクリームを食べたり、裁判所を見たり、ラムネを飲んだりしながらふらふらと歩いているうちにいつの間にか夜になっていたのだ
 
その間も、夫は回転式遊具について、脳科学について、がん細胞についてなどおよそデートに相応しくない話しかしなかったのだが
私にはどれも未知の領域で夢中になってそれらの話を聞いてしまった
 
どう考えても女受けしない話題ばかりなのに、難しいことを分かりやすく教えてくれる夫の話が歌詞のない音楽のようにとても高尚なものに思えて、余計に好感度が高まったのを覚えている

その日は結局歩いて夕食を食べて少しドライブして別れたわけだが
あまりにも楽しくてすぐに意気投合した私たちは、その後も公園だ海だ崖だと色んなところに出かけた
 

二度目のデートは外を歩いている間に大雨が降ってきて「風立ちぬ」のワンシーンのようにハードすぎる相合傘をしたりもした
 

三度目のデートは大きな公園に行って子供達に混ざって遊んだ
この時くらいから「この人ステキ!」が「コイツ面白いな」くらいに変わっていったような気がする
距離がぐっと縮まったということだろう
 

そしてよく言えば硬派、悪く言えばクソ奥手な夫は想いはあったというもののなかなか告白が出来ず
四回目のデートで夕日と海の見える展望台というこれ以上ない完璧告白専用スポットに行ったにもかかわらず岩に登ったりして呑気に遊んでいた
 
業を煮やした私は「このまま何事もなく帰るのは許さん」と言い、半ば強引に告白させて付き合うこととなったのだ
 
 
付き合い始めてからはとにかく楽しく過ごしてきた
恋人同士になってからは「実例演習・刑事訴訟法」という本を趣味で読んでいる夫を気持ち悪く思うこともあったが、何だかんだで私達はまあまあラブラブだったと思う
 
超絶アウトドアな夫に連れられて道内各所へ旅行したり、登山を始めたり、バスケを見るようにもなった
(登山とバスケは今では夫以上に私の方が熱中している)
 
パラグライダーで空を飛ぶことも実現した
 
 
娘が産まれた今では、恋人というよりチームメイトのような関係になったが、それでも何だかんだ仲良くやっている
 
何かと残念な人ではある
 
模試で全国三位の成績をおさめたにも関わらず国立大はことごとく落ちまくったり
学生時代を過ごした大阪ではやたらゲイのおじさんにばかり絡まれて彼女が一切出来なかったり
久々に出来た彼女(私)と初めて過ごすクリスマスでは「プレゼント」という概念が無く手ぶらでやってきたり
 
少しズレてて、とても運が悪いのだ
 
 
しかし優しい人でもある

酔っぱらって「どうせあなたは私より先に死ぬんだ」と大騒ぎした私を怒ることなく宥めてくれたり
一人暮らし時代、アパートが寒いと言った私のために翌週には電気ストーブを買ってきてくれたり
「その歳まで結婚してないなんて怪しい、不倫じゃないのか」と大層失礼なことを言う私に戸籍謄本を持ってきて見せたり
 

失言は多いし気の使い方も絶妙に下手くそな「惜しいメン」だが、昔も今も、とても大事にされていることは伝わってくるのだ
 
だからこそ、もう少し夫に何かしてあげたいんだけど

彼は週に二回の体育館通いが出来ればそれ以上何も望まないという無欲な人なのだ
出来ればもっとワガママを言ってほしい

私は夫がしてくれていることの半分も返せていないのだ

彼に「何かしてほしいことある?」と聞いても
「毎日楽しく過ごしてほしいな」としか言わないので全然張り合いが無い

そして結局言われた通り毎日楽しく過ごしているだけになってしまう
 

幸せなような、不満なような
いや、幸せなんだけど
 

何とも残念な人ではあるし、特に育児を始めてからはちょくちょくイラつくこともあるけれど
一応は私が若かりし頃にときめきメモリアルで勝ち取った唯一無二のパートナーだ

今日みたいな日くらいはちゃんとチョコレートをあげて目いっぱい可愛がってやろうではないか

そんなわけで、今日はいつもより夫の帰りが待ち遠しい
 

生後0か月が生後1か月になるまで

 
少し前に娘がハーフバースデーを迎えた
当日はささやかながら紙粘土のケーキと離乳食のプレートを作ってお祝いをした
 
残念ながら意気込んで買ったチョコプレートはダイイングメッセージのような出来栄えになってしまい使い物にはならなかったが
 

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犯人はこいつだ
娘は喜んでくれたような気がする
何より、私も準備していてとても楽しかった
 
こういうことをするようになったのは、娘が産まれてからだろう
 
娘が産まれて半年、新生児から六か月児への変化は凄まじいものだったが
私自身も今までの自分とは180度変わった自分になった気がする

この半年は自分の今までの人生で一番内容の濃い半年だったのではないか
後にも先にもこんな貴重な経験は出来ないだろう

娘が大きくなった時にちゃんと振り返りできるように、たまには日記としての役割を果たす意味でも、出産~生後一か月までのことを少し書き出してみようと思う
 
 
娘が産まれた直後
胸の上に乗せられた真っ赤な赤ん坊が可愛いとは一ミリも思えなかった
 
元々子供が好きではない私だったが、自分の子ならきっと可愛いはず、という思いで出産を心待ちにしていた
 
なので娘と対面して、「これ本当に私の赤ちゃん?内臓じゃないの?」というくらい何の感情も湧かないことに大層驚いた

本当にこの不思議な生き物を愛してあげられるだろうか
不安のまま始まった母親生活だった
 

出産当日は娘は新生児室、私は病室で過ごした
 
産後ハイでテンションが上がり目がギラギラしていた私は、前日の夜中三時から起きていたにも関わらず一切眠くならず、13時から夫の来る20時頃までひたすら母子手帳を読みふけっていた
 
産後の縮みきった脳で読んでいたわけだから当然中身は全く覚えていない
本当に無駄な時間の使い方だったと思う

翌日は昼頃から母子同室開始だった

母子同室を始める前まで、私は産院から見るように指示された動画を繰り返し見ていた
内容はオムツ替え・授乳・沐浴の手順と揺さぶられっ子症候群についてだった
 
この時、すぐそばに夫もいたのだが、大量の姪っ子甥っ子のお世話で鍛えられた彼は動画には何の興味も示さなかった
 
それどころか、動画を食い入るように見る私の邪魔をするかのように話しかけてきた

「○○(姪っ子)が小さい時にオムツ替えでさ~」「ミルク作るときは~」「あ~そうそう沐浴で~」「揺さぶりは脳神経の~」

これは緊張しまくってる私をリラックスさせるための会話だったのだろうが、この時人生最高に気が張っていた私は

「うるせえな子育てOB面してんじゃねえぞテメェを揺さぶってやろうか」
と言ったり言わなかったりしたのだった

しかし実際に娘が病室に来ると抱っこすら恐ろしくて、大半のお世話は夫にしてもらった
 
娘を見て「小さいな」「可愛いね」を連発する嬉しそうな夫を見て、先程までの鬼のような私は姿を消して、「ああ、この人の子供を産んでよかったな」と思えた
 
今思うとこの感情のジェットコースター具合がいかにも出産直後の人間のそれだ
 
だが、この時点でも「小さすぎて怖い」「無事育てられるか心配」の方が勝っていて、娘を可愛いとは到底思えなかった
 

私が寝返ったのは、母子同室初日の夜だった

夜の授乳を済ませ、自室に戻り眠りについた私は、1時間たらずで娘の泣き声でたたき起こされた
重い体を起こして娘をコッドから救出したはいいものの、ここからどうしていいか分からず途方に暮れた

実はこの時、娘は産まれて初めてのうんちをしていたのだ
 
加えて、授乳と言っても私は母乳がなかなか出ず、ただ乳を咥え疲れて眠っていただけなのだから
お尻の気持ち悪さと空腹で不快指数100%だったのだろう

しかし母親業1日目の私にはそんなことは分からなかった
 
授乳は三時間おきと聞いていたので授乳室にも行けず、オムツを替えるという発想もなく、困り果ててうんちまみれの娘をそうとは知らないまま抱っこした
 
すると、娘は泣き疲れたのか抱っこで体が温まったのか、スンと眠りについた

腕の中(というかほぼ腹の上)で眠る、小さな赤ちゃん

これがとんでもなく可愛くて私の中の母性本能とやらが目覚めた瞬間だった
 

そうか、あんなに泣いていたのは私を求めていたからなんだ
 

ただの空腹と尻の不快感で泣いただけの娘だったが、
産後ハイの私は自己肯定感がMAXだったため娘に求められたのだと完全に勘違いをしていた
それから次の授乳まで約2時間、うんちまみれの娘を眺めながら過ごした
 

勿論、その後授乳室に行ってオムツを開けた瞬間は「内臓全部出たんじゃないか?」って量のうんちにひっくり返った
 
 
ちなみにこの時、足についていたネームバンドに盛大にうんちを引っかけたわけだが
出産してもいないのに産後ハイMAXだった夫が「いい思い出だ」と言って頑なに捨てようとしなかった

今でもうんち付きのネームバンドがうちにはある
 

そんな母子同室生活からはじまった0か月

あんなに不安で仕方なかったのが嘘のように、退院する頃には「育児おもしろいな!」と思えるようになっていた
 
オムツ替えや授乳は回数も多くて大変だったけれど、一日のほとんどを寝て過ごす娘を触れ合える数少ない時間だったし

何より新生児、とにかく面白くて可愛い仕草が多い
 
娘は新生児の割に表情がある方で、寝ているところを起こした助産師さんを睨んで舌打ちしたり、お風呂で気持ちよさそうにリラックスしてる赤ちゃんらしからぬ仕草や顔がたまらなく可愛かった
 

笑うわけでもないし意思疎通も出来ないけれど、一瞬一瞬が今しかない姿だと思うと本当に愛おしくなった
 

自宅に帰ってからも、きっと産後ハイのおかげではあるが「辛い」とはあまり思わなかった

産後ハイはひどかったが、産後ボケもひどかった私は、育児記録アプリの使い方がいくら読んでも理解できなくて
自宅に帰ったその日にはパソコンを開いて娘の成長記録をつけるフォーマットを自作した
 
それを紙媒体で印刷して、毎日手書きで授乳時間やオムツ替えの時間を記録した
今思えば相当アナログだ
うんちが出来たときには花丸をつけてやった
 

とにかく寝ているだけの娘だったが、可愛くて可愛くて仕方なくて、一日100枚近い数の写真を毎日撮っていた

そして大変に迷惑だっただろうが、「私の赤ちゃん可愛いでしょう」と手あたり次第身内や友達に写真を送っていた
 
勿論同じく産後ハイの夫も、毎日帰宅すると娘の横(床)に寝転んで延々と顔を眺め、娘が寝た後は二人でアイスを食べながら写真を見た
(ちなみに私たちは未だにアイスを食べながら娘の写真を見る生活をしている)
 

夫の親バカぶりには少々驚いた

というのも、私は出会った当初から今の今まで、夫に「可愛い」なんて言われたことが無い
その彼が、娘には「可愛い」を連発し、ついこないだは
 

「娘ちゃんさ…親バカとかじゃなくて客観的に見てもオムツモデル出来るよね……」
 

と真剣な顔をして言ってきたのだ
ちなみに、あまりに毎日「可愛い」を連発するのでこの勢いで私も言ってもらえるんじゃないかと「私は?」と聞くと無視された

アニメやアイドルに一切興味の無かった夫に初めて「推し」が出来たのだ
推しにどんどん心酔していく夫の姿は、まさに「オタクの生い立ち」のようなものだった
 

唯一心配だったのが、産まれたときから体重が少なめだった小さい娘の成長具合だった
しかしこれについては私の心配をよそに娘はミルク缶の目安の倍量は優に欲しがった
 
日々どんどん体が重くなっていくのを感じて「これは一か月検診でどれくらい体重が増えているかが楽しみだ」と思っていたのだ

そしてやってきた一か月検診
残念ながら夫は仕事があったので、私は一人で娘を連れて産院へ行った
 

ここで私は地獄を見た
 

娘のギャン泣きが止まらなかったのだ
 
出発前にミルクを飲ませてきたにもかかわらず、病院についた頃にはもう腹が減ったと大騒ぎした
言っておくが、自宅から産院までは車で5分の距離である
 
たまらず途中で授乳の為に退室させてもらったが、それでも足りなかったのか更に激しく泣きわめく娘を連れて待合室に戻ると、
それまで静かだった待合室のベビー達も泣き出してしまい、待合室では新生児の大合唱で阿鼻叫喚となった
 

うちの娘がすみません
そう思いながらもうちの娘も大騒ぎしているわけで私は為す術が無かった
 

大騒ぎしつつも何とか娘の健診は行われ、体重はしっかり増えて健康状態も一切問題ないとのことだった
 
この時、既に私の体力はエンプティランプが点きかけていた
しかしこの日は母親の健診も同時に予定されていたのだ
 
獰猛な娘を連れて採血ルームに入る
「すぐ終わるからね」と言われ、娘を看護師さんに預けて私は採血をしてもらう
 

はずだったのだが
この後、私は五回注射を打たれた
 

元々血管が細くて見えにくいのは自覚していたが、産後で貧血気味だったことも相まってか

まっっっっったく血管が取れなかったのだという
 
二回目以降、看護師は入れ代わり立ち代わり私の血管を捕まえに来た
「もういいです、健康なんで……」私の悲痛な訴えは勿論無視された
入れ代わり立ち代わり看護師がやってくる

一番最後に何とか血を採ってくれた看護師は完全に目がすわっていた

この間、約30分
 
腹が減った娘は病院のベッドで暴れ狂い、ベッドの柵を蹴り、抱いてくれた看護師さんの髪を引きちぎろうとする暴挙
 
私は五回の注射に瀕死寸前
 
私の目線の先で大暴れする娘を見て「あれ連れて帰らなきゃいけないの……?」と倒れそうになった
 

なんとか採血を終え、内診まで済ませて異常が無いことが確認でき、ようやく解放された

帰りも抱っこ紐に入りたがらない娘を無理くり抱きかかえてタクシーに乗り込み近所のコンビニへ行ってしこたまお菓子を買ってきた
 

この日は産後一番疲れた日だったかもしれない
 

しかし、娘の成長を母子手帳に記録してもらえたこと
産院に娘を連れて無事訪問できたこと
入院中、病院で見かけていた赤ちゃんたちも同じように成長していたこと

どれも今までの人生では感じられないような喜びを得られた日でもあった
 
 
あの時、ただ寝ているだけで絵本を読んでも無反応、おもちゃを掴むことすらできなかった娘は
今では絵本を読むと笑ったり驚いたりするし、おもちゃを与えるとちゃんと遊べるようになった
 
お出掛けもたくさんした
 
動物園、水族館、博物館や牧場へ連れていき色んなものを見せた
登山にも連れて行ったし船にも乗せた

イルカショーを見たことや、山でたくさんの人に話しかけられたこと
産まれて初めての雪を不思議そうに眺めていたこと
私と夫が可愛い可愛いと言って毎日たくさん遊んだこと

娘は何も覚えていない
だからこそ、大きくなったら何度でも話してあげようと思う
 

娘に多くの喜びを貰って、もういつ死んでも惜しくないほどに幸せな今を過ごしているけれど
教えてあげたいことがたくさんあるからまだまだ死ねないのだ、私は
 

生後たった半年でこんなにセンチメンタルになってしまうのも我ながらどうかと思うけど

娘が成長しきって反抗期が来た頃に後悔しても遅いので、私はこれからも全力で親バカであり続けなければならない
 
娘が成人しても結婚しても孫が生まれても私は娘を推し続ける、そう決めているのだ
 

今夜も夫とアイスを食べながら推しの写真を見るのが楽しみで仕方がない
 

自分で自分の機嫌を取らなきゃいけない理由

ここ最近、娘がとんでもなく可愛い
 
いや、産まれたときから大天使ではあったんだ
しかしここ最近の可愛さはまた質の違う可愛さなわけで
 
抱っこするとぎゅっとしがみつく
じゃれると声を上げて楽しそうに笑う
目を合わせるだけでもニンマリ笑う
私が何か食べているとちゅっちゅと口を鳴らす
 
生後半年を迎えた娘は可愛らしい仕草が日々増えていって天を衝くほどの可愛さで毎日メロメロだ

なのにここ最近の私は完全に癇癪玉だった
触れると怪我するジャックナイフだった

まあ怪我をしたのは夫一人だったんだけど
 

今まで、育児に疲れてヘロヘロになることはいくらでもあった
でも、そんなときは美味しいものを食べたり整体に行ったり家族で出掛けたりして気持ちをリフレッシュしてきた
けれどここ最近だけは、それらは全く通用しなかったのだ
 

イライラの原因は色々あるけれども、一番は私が外との繋がりに飢えていたことだと思う

一日中娘と二人きり、外は寒いし感染症も怖いし平日は外出だってろくに出来ない
会話するのは夫か、よくてスーパーやコンビニの店員さんだけ

この状況に限界が来てしまったのだ

これを認めるのにはかなり時間がかかった

最愛の娘がいて、夫のおかげで生活にも不自由していなくて、それ以上何を求めるというのだ
娘が小さい間は、毎日毎日可愛い姿をたくさん見てあげて、たくさん遊んであげようと決めたじゃないか
なのにどうして私は外に出たいだなんて、他人と関わりたいだなんて思うのか

娘への愛情が足りないんじゃないか
 

自問自答の日々で毎日しんどくて、でも娘といる時間はいつも楽しく慌ただしく過ぎる
必然的に、夜遅くに帰宅する夫と過ごす間、私はたまらなくイライラしていた

夫はいつも通り優しいし、ちょっとおかしなことしか言わないし、私のことをよく労ってくれた

しかし私は「~~で、夜景がね…」という話に対する「え?レンブラント?」という夫の小ボケにすら無性に腹が立った
 

それを肌で感じた夫は出勤前のわずかな時間でも娘の面倒を見てちょくちょく私を息抜きに外出させてくれたし、
数少ない休日にはお出掛けに連れて行ってもくれた

それで一時は気持ちが軽くなっても、翌日にはまた鬱々とした気分になってしまっていた
雪国に住んでいることから季節性のものもあったんだと思うけれど、なかなか気分はよくならなかった
 

そんなある日、用事があって久しぶりに義実家に顔を出すことになった

ご存知私の華麗なる義実家、現在は義妹さんが三人の子供と住んでいる
彼女は私が一番お世話になっている人であり、同時に義実家の中では義両親に次ぐぶっ飛んだ人物だ
 
彼女はその日も子供達を豪快に叱り飛ばし、紙芝居の舞台を購入したことを嬉々として話し、私の娘を抱っこしては泣かれ、値札がついたままの桃の花をくれた

これらをほぼ一度にやってしまうのだから彼女と会うと5分が1時間にも2時間にも感じられる

私よりも十歳以上年上とは思えぬバイタリティでいつも活き活きとしている彼女だが、その日の帰り際、ぽろっと話したことが衝撃的だった
 

「最近落ち込みがひどくてね、カウンセリング通ってるんだ」
 

季節性のものとか色々あると思うんだけど、疲れちゃってね
そう話した彼女に、私はかける言葉が見つからなかった

義妹さんの旦那様は単身赴任で週に一度帰ってくるかこないかというところ
非常に忙しい仕事をバリバリこなしながらワンオペで年子の子供三人を世話しているのだから、そりゃあ疲れるに決まっている

しかし、彼女はありとあらゆる手を使って自分の機嫌を取り、家事育児を楽することの天才なのだ
 
保育園は送迎付きなので送り迎えもなく、ベビーシッターもちょくちょく利用し、家には時短家電が勢ぞろい
メルカリで気になったものは即購入するし、何なら過去には仕事のストレスでマンションや日本刀を買おうとして家族に止められたほどだった
 
ちなみに以前私が「離乳食ってどうしました?」と相談したときには「私三人育てた中で離乳食一回も作ったことないよ!」と死ぬほど役に立たない回答をもらったことがある
 

そんな人がカウンセリングに通うほど心をやられることがあるなんて
なら、専業主婦で子供も一人で夫のサポートもある私に落ち込む資格なんて無いんじゃないか
話している最中にもまた気持ちが鬱々としてきたが、その後の言葉に更にハッとした
 

「子供たちもいるし、私が駄目になるわけにはいかないから」
 

そうだった
 
彼女の三人の子供たちはまだまだ小さい
会話はできるし一人で歩くこともできる でも親が突然倒れてしまったら助けを求める手段なんて無い
 
ましては私の娘はまだ話も出来ないし歩けもしない
何を求めるにも泣くしか手段が無いのだ
 

私が駄目になるわけにはいかない、というのは私も同じだった
 

彼女が全力で自分の機嫌を取って全力で楽しようとするのは、自分のためでもあるけれど子供のためでもあるんだ
長い付き合いになるが、この時初めて理解した気がする
 

それから夫といろいろ話し合った
 
その結果、娘は四月から保育園に通うことになった
私は四月から少ない日数で時短だが働くことにして求職活動を始めた
元々娘は一歳くらいまでは自分でお世話をして、その間在宅の仕事を貰っていく予定だったので大幅な変更だった

夫は文句を言うこともなく「それでいいじゃない」と言ってくれた

ここ数日はとても心が穏やかで、娘とは毎日楽しく過ごしているし、夫のくだらないオールドジョークにも笑えるようになった
 

独身で働いているときは充実していたけれど毎日ストレスも多かった
働かなくていいなら働きたくないと思っていた
でも実際に働くことをやめると、無性に外に出たくなってしまった
 
私にママ友がいればこうはならなかったかもしれないが
残念ながら私にはママ友どころか普通の友達すらほとんどいない
それに辞めてみたら私って結構仕事が好きだったんだな、と気づいた

子供との時間と仕事、どちらも手に入れようとする自分に罪悪感もあったけれど
それ以上に求人情報を見るとやってみたい仕事がたくさんあってワクワクしてしまった
 

私が駄目になるわけにはいかないから私の機嫌を取らなきゃいけない
これはある意味免罪符になったのか、自分の気持ちを肯定するきっかけになった
 

勿論働き始めたらそれはそれできっと大変だし
ふとした拍子に癇癪玉になってしまうことはあるかもしれない
でもそうなったらそうなった時にはまた全力で自分の機嫌を取る方法を考えるしかないだろう
 

つい先日、ツイッターで大好きなフォロワーさんが「自分の機嫌が取れない」と嘆いているのを見て、心配して、共感して、安心してしまった
ものすごく失礼な話ではあるけれど、「自分だけじゃない」と思えたのだ
マイナスなことを発信するのはプラスなこと以上に体力を使う
だからこそ、私は彼女の素直さにとても救われた
 

暗い話ばかりしたいわけじゃないけれど、自分みたいな人がいたら少しでも助けられるように良いことも悪いことも吐き出していきたいな

ろくでもないブログオブザイヤーからの脱却を夢見て
 

生後5か月の赤ちゃんと生後303か月の母親の24時間をご紹介


娘の出産前、気になって色々と調べたのが「赤ちゃんとの一日の過ごし方」
 
調べてみると色々な方が一日のタイムスケジュールを紹介してくれていて、とても参考になった
 
んだけれども
 
実際に産んでみると「私って手抜きすぎ?構わなすぎ?いやむしろ構いすぎ?皆どうしてるの?」と不安が止まらなくなってしまう
 
これは母親という病気なんだと思う
 
しかし、一日のスケジュールを紹介している人はいても、おおよその流れだけで丸一日どう過ごしたか細かく紹介している人はなかなかいない
私自身、以前の記事で一日のおおよその流れを紹介したことはあったけれど(下記参照)
 
 
これだとあまりに簡易的だし、第一月齢が進んで今は過ごし方が全く違う

ということで、自分の記録用も兼ねて今回は私と娘のとある一日をめちゃくちゃ細かく書いてみました
私のように病に侵されている母親の皆さんに少しでも安心していただければ幸いです
 
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朝6時頃 「ヴンッッッ」という娘の気張り声で起床

目覚め方としてはあまり気持ちの良いものではないけれど
娘に「おはよう」と声をかけるとにっこり笑ってくれたのでプラマイプラス5463
娘はとにかく寝起きがいいので漏らしていようが腹が減ってようが起きた瞬間はニコニコ
 
ちなみにここ最近は寝起きに気張ることが多い

リビングへ連れていきオムツを開けて確認するとも、空っぽ
あらあら上手く出なかったのね、とオムツ替えをしていると夫が起床
まだ少し早いので、夫に朝のミルクを頼んで私は仮眠へ

夫が見ている間にうんちしてくれたら良いな……と願いながら入眠
 
7時半頃 起きてリビングへ行く
残念ながら私が寝ている間、娘はミルクを飲み切りニコニコキャッキャとご機嫌だっただけでうんちはしなかったらしい
 
朝食のパンとコーヒーを準備して、食事中は交代で娘を抱っこして順番に食べる
一緒にニュースを見ながらうだうだ話したりオムツを替えたりしつつ、夫は出勤の準備をする
 
9時頃 娘と共に夫のお見送り
そのまま遊んでいると娘が眠たくなってぐずりだしたので、朝寝の寝かしつけ開始
 

蛇足ですが、よく夜の寝床と昼の寝床は分けたほうがいいって言いますよね?

うちの場合もそうしていたんですが、監獄のように狭小住宅な我が家では寝室以外で寝かすとなるとリビングしかなく(もう一つの部屋は暖房が無いので寒い)

リビングで寝かすとなると、物音を気にしすぎてせっかくの自由時間なのに私がなにも出来なくてストレスになるので最近は寝室で普通に寝かせています
が、特に夜の睡眠には影響ありません 今のところ
 

娘が寝てる間に食器洗って~自分の朝の準備して~離乳食の仕込みやって~時間が余ったら新しく買った本でも読もうかな~~と寝かしつけ中はウキウキ

しかし残念なことにこの日は寝かしつけしながら自分もうっかり寝落ちしてしまった
 
この時、以前勤めていた会社へ遊びに行ったら誰一人私のことを覚えていないというしょっぱい夢を見た
 
 
11時頃 2時間ほど眠ってしまった後、娘のビンタで起床

目覚め方としてはあまり気持ちの良いものではないけれど
娘に「おはよう」と声をかけるとにっこり笑ってくれたのでプラマイプラス78367
 
 
リビングへ行き、オムツを替えて離乳食の準備
本日のメニューはほうれん草ときなこ粥だよ~楽しみだね~~と話しかけるも空腹でギャン泣きの娘は聞いていない
 
前日に仕込んで冷凍しておいたほうれん草ペーストを温めるとギリギリペーストと言えるか…言えないか…くらいのほうれん草が浮いたお湯が出来上がる
離乳食の本で勉強したのと全然違う、全然まずそう

しかし娘はこだわりがないのか舌が馬鹿なのか大抵のものは嫌がらずに食べるとても良い子なのでペロっと完食
次に温めておいたお粥をレンジから取り出す
 

取り出す……
 

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爆散粥

ギャー!!!!!!!

レンジの中でお粥が爆散

逃げちゃ駄目だ…逃げちゃ駄目だ…逃げちゃ駄目だ…
 

うん、大丈夫、まだ底にお粥は残ってるし
ちょっとお湯足してきな粉入れて混ぜれば量は減るけど全然食べれるし
 

うん、大丈夫、だいじょ…あれ…?
 

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ミッフィーには悪いことをした

剥げてる………

正直お粥の爆散よりミッフィーの柄が消えた方が悲しかった

悲しみを飲み込んできなこ粥を食べさせ終え、フォローアップミルクを与える
我が家は授乳クッションに娘を寝かせてタオルで哺乳瓶を挟みセルフで飲んでもらうスタイルなのでミルク中は家事が出来て楽ちん
 
 
ミルクを飲ませている間に翌日以降の離乳食の仕込みを開始

この日は絹ごし豆腐をペースト状にして冷凍
昼食をとっていない空腹の私は、豆腐を茹でながらつまみ食いの誘惑を何とかこらえる
こらえた
 
だがしかし私はこの時の自分に言ってあげたい
 
絹ごし豆腐は冷凍できないと翌日思い知りあの時全部食べちまえばよかったと後悔することを
そして捨てるのも勿体なくスの入った可哀想な豆腐を後日私が平らげることを
 
そんなことは夢にも思わない私が離乳食を仕込んでいる間に、ミルクを飲み終えた娘が機嫌よく奇声を上げ始める
 

ここから
何が何でもうつ伏せで遊びたい娘VS絶対に吐かないでほしい私の攻防戦が始まる

寝返りをすると2000%吐くので、バンボに乗せてパンパースの袋を渡す

このパンパースの袋は最近の娘の一番のお気に入りであり、一見すると部屋にゴミが転がっているように見えるので私が捨てたいおもちゃナンバーワンだ

しかしパンパースも長くはもたず、離乳食を作り終えて洗い物を終えるくらいの段階で飽きてピーピー言い始める
この時すでに13時 そろそろ私も昼食を取りたいので、パンパースの代わりにオーボールを渡す
 
お昼ご飯は冷凍のチャーハン 最近の冷凍チャーハンって美味しいよね
 
そういえば、昔中華総菜の店でバイトしてた頃に腕毛の濃い店長が作ってくれたベーコンと青豆のチャーハンが美味しかったんだよなあ
厨房行けばつまみ食いさせてくれたし晩御飯ないって言えば好きなもの作ってくれたからたまに腕毛入ってたけど全然気にならなかったなあ
 
腕毛に思いを馳せつつ一口目を食べたところで娘の手からオーボールが落ちる

オッケーオッケーこれくらい想定の範囲内
落としちゃったね~と声掛けをしながらもう一度オーボールを持たせる

持ち直した端から再び落とす

分かる分かる、あるあるだよね
シャカシャカして遊ぼうね~とオーボールを目の前で振って見せて再び握りなおさせる

勿論落とす

うん、そうだよね、分かる分かるあるある
あ、笑ってる こういう遊びだと思ってるのか そうか~賢い子だな~~
 
何度でも持たせなおすが何度でも落とす娘
落とされることが分かっていながらも何度も拾われるオーボールの気持ちを想像すると泣けてくる
 
 
オーボールに同情してしまい、結局チャーハンを秒でかき込みバンボに疲れたのかフガフガ言い出した娘を諦めて床に転がせる
 
食器だけ片付けたら遊んであげようと考えながら食器を下げるわけだが
「食器だけ片付けたら遊んであげよう」の時点ですでに娘は寝返りを打ってゲロを吐いたので
食器すら片付けられないままゲロを片付ける
 
14時頃 何とか食器を片付けて午後のお遊びタイム
まだハイハイも出来ない娘との遊びは専らこの数パターン
 
①高い高い(一番喜ぶ)
②一緒に床に寝転んで絵本を読む
③②の途中で飽きた娘に眼鏡をむしり取られる
④そこらへんに転がってるおもちゃを手あたり次第振り回す
⑤④の途中で飽きた娘が寝返りを打つのでその度にひっくり返す
 
アニメや音楽を流しつつ、この①~⑤を適当に組み合わせるのが最近のスタンダード
 
 
15時頃 眠そうにぐずり始めたので布団へ移動して寝かしつけ開始
ねんねだよ~と添い乳を始めると勢いよく乳首を振り切り満面の笑みでこちらを見る娘

可愛い
可愛いけどお前なんやねん

結局寝る気配が無いので再びリビングに戻して遊び始めると泣き出す娘に、再度渾身の「お前なんやねん」が飛び出す
 
普通に遊ぶと泣くので、抱っこしたり高い高いしたりあの手この手であやしてみる
 
 
15時半頃 とうとう何しても泣くようになったので再びお布団へ
今度は無事寝てくれたので私は寝室を後にする
 
ここで私のボーナスタイムがやってくる
 
ソファに腰かけ、アルフォートとコーヒーを傍らにリラックスタイムを始める
ツイッター軽くひやかしてから本でも読もうかな~とツイッターを開くも、
十五分ほど経つと寝室からショッカーのような声が聞こえてくる
 

ははおやは めのまえが まっくらになった!
 

意識を取り戻した私は小さいショッカーを回収する めちゃくちゃ泣いてるのでミルクを突っ込む
こうして短い自由時間がツイッターだけで終わるのをそろそろ終わらせたい
 
 
16時頃 外出の準備をはじめる
抱っこ紐をつけ、自分の荷物を用意し、娘に防寒着を着せ、トイレに行き…と準備している間にも二回ほどオムツを替える

勿論ミルクを吐くのでよだれかけも替える
 
それにしても

たったの15分しか寝ていないのに8時間睡眠の後のようなツヤツヤほっぺに弾けんばかりの笑顔
 
ああ、赤ちゃんの生命力を感じる
 

またもどうでもいい話ですが

雪国に住む私にとって冬の抱っこ紐でのお出かけはひどく恐ろしいもの
そんな不安を以前旦那に相談したところ、翌週にはAmazonからゴリゴリの外付けスパイクと18本爪のアイゼンが届いた

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18本爪アイゼンってこんなの

スパイクはともかく、ともかくよ
 

18本爪アイゼンって
エベレストか、チョモランマか、サガルマータか ここは
 

念のため言っておくと、これは夫が愛する妻のために選んでくれたプレゼントであって、渾身のモノボケではない
 
しかしスパイクはさすがに全く転ばないし滑らないので、ここ最近は毎日スパイク付きのスニーカーでお出かけしている

ちなみにこのスパイク、雪道では確かに優秀だけど屋内に入ると「パキュン!パキュン!パキュン!」と歩く度音を立てるから少し恥ずかしい
そしてアイゼンは未だに夫の前では忘れたふりをしている
 

17時半頃 スーパーで夕飯の買い出しを済ませ帰宅
夕飯を作る間、娘はジャンパルーで遊ばせておく
 
料理中や洗濯物を干す間しか使わないけれど、娘はジャンパルーが大好きなので入っている間はとってもご機嫌
脚力も鍛えられるし見た目も可愛い、とんでもなく優秀なおもちゃなのです
 
一つ欠点があるとすれば、ジャンパルーの軽快な音楽はかなり耳に残るから気が付くと鼻歌を歌ってしまい更に頭から離れなくなるループに陥ること
夫に至ってはは会社で真面目な面談をしている間もずっと頭の中でジャンパルーの「びよよ~ん」がエンドレスで流れていたというので要注意
 
急いで夕飯を作り終え、お風呂の準備を始めるあたりでショッカー再来
小さいショッカーを床に転がし、おもちゃを周りにばらまいて早急に準備を整える
 
 
18時半頃 お風呂へ
ちなみに我が家はいまだにベビーバスでのお風呂

風呂から上がった娘の保湿・着替えをさせ、リビングへ連れていきミルクを突っ込み自分もお風呂
この間ずっと全裸
 
三分ほどでシャワーを浴びてリビングへ戻り、娘がちゃんとミルクを飲んでいることを確認すると用意しておいた夕飯を温める
温めている間にドライヤー(前髪が乾いた段階で終了)
 
 
19時頃 リビングに戻ると娘がミルクを飲み終えているので、寝返り防止でバンボにセットし、私は夕飯を食べ始める
 
食べ始めた ところで
 
鬼の形相で気張りだす娘
 
鈍い音が耳に届く
 
やってらっしゃる
 
こういう時は大抵時が止まったような錯覚をするが、勿論錯覚なので気を失う前に娘をバンボから救出してオムツを開く
 
オムツを開く…
 
 
………
 
 
漏れてる……
 
 
そう、私はこの日を「洗濯お休みデー」としており、前日の夜に洗濯をしたので、朝の時点で洗濯機は空だった

何とか寝返りゲロを防止しようとした昼間の私が、娘の服にゲロが被弾していないことを確認して安堵した昼間の私が走馬灯のように思い起こされる
 
 
だが現実は止まらない 五か月児は止まらない

ただでさえ漏れている彼女は更に寝返りを打とうとするので両足で抑え込む
もう一度風呂に入らなきゃいけないレベルで漏れていなかったのが不幸中の幸いだった
 
お尻を綺麗に拭き、服もオムツも取り換えて被弾した服をオキシクリーンに漬け他の洗濯ものをまとめて洗濯機へ入れ、被弾服の汚れが落ちたら洗濯機を回す
 
この作業に思考は必要ない というか考えていたらやってられないので無心で行う
多分この時の私は求人バニラのバスの運転手みたいな顔だったと思う
 
 
悲観することは無い、明日の洗濯が楽になった、そう思えばいい
冷めたご飯はまた温めればいい
 
 
ウンハイで盛り上がる娘をバンボに乗せてポリ袋やらオーボールやら布絵本やらを与えながら夕飯をかき込む
 
洗濯が終わるまでの間に洗濯物を取り込んで畳むも、娘に奪われるので夫のパンツを与えて遊ばせておく
この間にどさくさに紛れて掃除機もかけた
 
掃除機が終わると洗濯が終了したので、洗濯物を干し始めたところで眠くなった娘が泣き出す
 
ここで洗濯物を放置して寝かしつけに入るなんて愚の骨頂である

何故なら私は過去に同じ状況で寝かしつけを優先し、二時間に及ぶ寝ぐずりに疲れ果てて濡れた洗濯物を放置して寝落ちした前科があるからだ
 
泣いてる娘をジャンパルーに突っ込み、話しかけながら洗濯物をダッシュで干し終える
 
 
全て終わったところで20時 眠いと騒ぐ小さいショッカーを寝室へ連れていき寝かしつけ開始

この日は運の良いことに10分程度で寝てくれたのでルンルンでリビングへ
夫が帰るまでの間は、ツイッターを見たりブログを書いて過ごす
 
21時半頃 夫が帰宅したので夕飯を用意
一緒に夜のニュースを見ながら夫が買ってきたトリプルチョコモナカを食べる

23時頃 眠くなったので就寝
 
その後、夜中2時に授乳し、翌朝6時に気張り声で再び起こされた
 
 
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先日のある一日はこんな感じでした

あとは合間に写真をぱちぱち撮ったりラインの返信をしたり
 
ちなみに、夫の仕事は日によって時間帯が違うのでその時々でスケジュールはコロコロ変わります
 
こうやって文字に起こすと改めて一日を振り返ることが出来るけど
 
頑張ってるよな…と思う
 
よそのママさんはもっと子供と遊んだり支援センターとか行ってるのに…とか、すぐに落ち込んでしまう私の母親病だけど
自分のやったことを可視化することは薬になるような気がする
 
あと、娘ゲロ吐きすぎだろ
 
これ日によっても全然変わるし、月齢毎にも全く変わるからこれから定期的にやっていこう

娘が大人になったら冊子か何かにして渡してあげようかな
さすがに怒るかな、うんち漏らしてるし
 

ワーママでも専業主婦でも乳酸菌は必要なわけで


「あなたは職のある女になるんだよ」
 

こう言い放ったのは、某社会的地位の高い知人女性Yさんです
言われた相手は私の可愛い可愛い赤ちゃんです
その可愛い可愛い赤ちゃんを抱っこしているのは…あれは般若でしょうか?いいえ、憤っている私です
 

私の現在の肩書はスーパーハウスキーピングマザー
 

簡単に言うと専業主婦
そう、私は出産前に仕事を退職し、専業主婦となったのです

元々、会社を辞めるつもりではいて上司にも相談しており、退職後は夫の協力も得て自分の好きなことを仕事にしようと思っていた私
 

その矢先に妊娠が判明し、転職は難しくなりました
 
 
前職はまあまあ心身ともに負担のかかる仕事で責任も重く、更に職場は自宅から片道一時間以上の距離で朝は6時台に出勤
健康な状態ですらとても大変で、職場ではデスクワークなのに常にオフィスを走り回って働くような毎日でした
 
夫の仕事との兼ね合いを考えると、どう考えても子供がいる状態でその職場に復帰することは難しいと判断し、予定通り退職
 

結果、思いがけず専業主婦となったわけです
 

そのおかげで妊娠中は比較的穏やかにのんびり過ごせたものの、仕事をしている友人に何となく引け目を感じるようになったのもまた事実
 
産後すぐは育児に忙殺されてそれどころじゃなかったのですが
(いや、今でも顔面にゲロぶっかけてきたり寝ぐずりでブレイクダンスする赤子の育児に忙殺されていますが)
 
最近また、専業主婦であることに不安や焦りを感じるようになりました
 
多分、その理由はこんな感じ↓
 

ツイッターで知り合ったママさんは大半が産休取ってて一歳前後で一斉に復職するから置いて行かれた気分になりそうで嫌
②誰にも評価されない家事育児がしんどくなってきたから仕事で評価されたいし感謝されたい

③家族に気兼ねしないでくだらないことに使えるお金が欲しい
 
(ちなみに③は市販のホットケーキミックスを食べ比べるとかそんなんです)
 

他にも、妊娠前から「妊娠出産で仕事を辞めないほうがいい」「後々働くつもりなら専業主婦は不利になる」というのを諸先輩方から散々聞かされていたのもあるかもしれません
 
そして、これは気持ちの問題なんですが
やっぱ専業主婦って「楽してる」「暇そう」みたいな目で見られがちなんですよね
 
分かりやすい家事育児だけではなく、「名もなき家事」「名もなき育児」は山ほどあってとてもそんなこと無いんですけどね
現にアグレッシブな五か月児を抱える専業主婦の私は毎日青息吐息です
 
でも、そうは思っていても一部の人からは冷ややかな目で見られるもの悲しさ
社会から取り残されていくような不安
 
お子さんの有無にかかわらず専業主婦で家庭を守っている方はたくさんいらっしゃるのも分かっているんですが、小心者の私は気にしてしまいます
 

そんな感じでモヤモヤしていたところへ冒頭の一言だったのでうっかりメタモルフォーゼしたわけです
 

まあ、分かるんですよ
 

専業主婦でいて急に夫が大きな病気にかかったら?会社が倒産したら?天災で家がなくなったら?
考えれば考えるほど、夫婦ともに収入があったほうが安心なのは分かるんですよ
 
 
でも、仕事しながら保育園に通わせるってなったら送迎や体調を崩した日のサポート、出勤前の子供の準備やら帰宅後の家事育児やらもあるわけです
 
家庭にもよると思いますが、少なくとも我が家は夫がブラックカンパニー馬車馬部所属です
これらはほぼ全て私の負担になります
 

しにます
 

前職のままでは業務負担的にも上記の負担的にも確実に死にます
 

だから「妊娠出産で仕事を辞めない方がいい」って言われても
「そら出来るもんならやってるわ」って思っちゃうんです
 

妊娠出産時に体壊したり、赤ちゃんに何かしらの不安要素があって離職せざるを得ない人だっているわけだし
もしくは旦那様が激務だったりして専業主婦じゃないとサポートできないとかもあるわけです
 
その反対で、専業主婦でいたいけれど働かなくてはならない事情のある方だっているわけです
 
 
これは専業主婦でいることにウジウジ悩んでいる自分への戒めでもあるんですが
 
色んな背景があっての「ワーママ」「専業主婦」なので、どちらがいい・悪いと考えてしまうのはあまりに浅はかなことです
 
人には人の生き方があって、人には人の乳酸菌
 

そんなモヤモヤを抱えたりしているわけです
こればかりはどうしようもないんですけど
 
「専業主婦サイコー!働かない我が人生セラヴィ!」って言ってるような専業主婦の某友人くらい開き直れたらきっととても楽なんですけどね
 

女性の社会進出は喜ばしいことかもしれないけど、それを「輝く女性」みたいな形でクローズアップしすぎるのも考え物じゃないかと
 
その結果、専業主婦・専業主夫は肩身が狭くなってしまったわけだし
働こうが専業主フだろうが双方苦労はあるし双方良いこともあるんだから互いに尊重できればいいんですけどね

私はわりと働くことが好きなので、今は着々とお仕事をはじめる準備をしています
 
ただ、私は娘が将来手に職をつけるにせよ、専業主婦になるにせよ、色んな仕事を転々とするにせよ、娘の考えを尊重して、応援したいとも思います
 
 
働き始めたらまたひたすらに忙しくなりそうですが
娘が寂しい思いをせず、夫が家では休めて、私も行き倒れない
そんな最適なバランスを見つけられるといいなあ
 

そう思った矢先、娘に眼鏡をむしりとられました
多分まだまだ行き倒れます
 

母親業でヘロヘロだった私の体と心が整った話

 
やあ、人間の皆さん
僕はゲゲゲの鬼太郎(を毎週見ている主婦)です

ここ最近ですか?私は地獄を彷徨っていました
 
この時期、ブラックカンパニー馬車馬部所属の我が夫は繁忙期を迎えます
従って私もワンオペ戦士と化していたわけで
 
かなり、とても、はちゃめちゃに、とんでもなく

疲れ果てていました
 
 
最近始まった離乳食、毎日何を食べさせるか考えながら娘の口にねじ込み
昼寝の時間が短くなり転がせばすぐに寝がえりをする赤子を永遠にひっくり返し
時に盛大にうんちを漏らされ、あわやベランダから飛び降りそうになりつつ過ごした約二週間
 
それでも忙しい夫をなるべく休ませたくて全て一人で必死にやってきたのですが
結局は心身ともに限界を迎え、地獄の果てから夫に助けを求めてしまいまた自己嫌悪
 
疲れすぎて体は思うように動かないし常にイライラモヤモヤしていました
 
このままでは自分も家族も駄目になる
 
そう感じて、ようやく来た夫の休日に
「マッサージ行ってもいい?」とお願いしました
 
 
快くOKを貰い、調べてみると近所の大型ショッピングモール内にマッサージ店があることが判明
ふむふむ、ここなら夫と娘が買い物したり遊んでる間に施術を受けられるな

メニューを見てみると、鍼灸エステ、整体、もみほぐしがある
万年肩こり腰痛を抱えている私は迷わず「もみほぐし」を予約しました
 
そしていざお店へ
マッサージ師のお姉さんは太眉が美しい菅田将暉に似たハンサムガール
 
はじめに、体を横にして全身チェックしてもらいます
菅田さんが体をさすっていく この時点で結構気持ちいい
しかし、ここで「あ~…あ~…?え~~~…?」と不穏な声が

「お客さん、まずね、左足が右足より短い」
 
 
……はい?
 
 
「これ骨盤が歪んでるせいだわ、多分そのせいだと思うけど全身壁みたい」
 
骨盤が…?ゆが…?壁?ぬりかべ?
 
「これだといくらほぐしてもまた痛くなるよ、疲れやすかったりしない?」
 
「ア……めちゃくちゃ疲れやすいです」
 
「色々歪んで姿勢も悪いから疲れやすいんだろうね、これしっかり整えてあげるほうが大事」
 
ととのえる……
 
「今日もみほぐしで予約貰ってるけどどうします?どうしたい?」
 
 
「…………整いたいです」
 
 
「OK!特別に整体追加しよう!」
 
菅田さんは同じ料金でもみほぐしと整体と、ついでにインナーマッスルを鍛えるEMSという装置のお試しも追加してくれました
 

何という慈悲、これがマッサージ店というものか
 
 
そうこうして施術開始
もみほぐしも整体も、そりゃもうべらぼうに気持ちいい
 
施術中も菅田さんは色々と聞いてくれる
 
「お客さん、運動ってします?」
 
これに関しては私はかなり自信があった
 
「はい!出産前は週に1回程度体育館でランニングしてましたし、夏場は登山もします!」
 
かなりのドヤり具合で相当うざかったと思う
しかし体力があることは私の唯一の自慢なのでこれくらい許してほしい
 
ところが
 
「うーん…?そのわりには脚の筋肉がないね?」
 
うそでしょ
 
「え…でも脚硬くないですか?これ筋肉じゃないんですか?ただの固太りですか?」
 
「いや、張ってるだけ」
 
ちびまるこちゃんよろしく額に三本線でも浮かべそうな顔で呆然とする私
気にせずどんどん整えてくれる菅田さん
 
そんなやりとりもまじえつつもみほぐしと整体が完了
ここまでで既に体はぐんと楽になってる
だが、施術はまだ残っている
 
菅田さん曰く「インナーマッスルを鍛えれば姿勢が整い、代謝も良くなり、疲れにくくなる」のだという
 
そこでインナーマッスルを鍛える文明の利器「EMS」を10分程試させてもらった
 
娘の出産直後、産院で産後エステなるものを体験した時、お腹に機械をつけて微弱な電気を流す施術をしてもらったことがある

あれ気持ちよかったな、EMSって電気を流すっていうしあんな感じかな?

そう期待していたのも束の間

「ハイ電気流すよー」
 
………………………………………………
 
 
痛っっっっっっっった!!!!!!!!!!
 
 
ピカチュウがいる、ピカチュウがこの機械をジャックしてる
痛い、絶妙に内蔵を刺激してくる、とんでもなく痛い

「今でレベル15ってとこなんだけどー最終的には60~70くらいまでいけるようにするのがこの治療なの」
 
嘘でしょ
レベル60~70っていったらハナダの洞窟にいるレベルじゃないの

息も絶え絶えに「今で限界です……」と伝えるも菅田さんは非情
 
「すぐ慣れるから大丈夫!ハイ上げますよー」
 
訴えも空しくおなかに届く十万ボルト
痛い、これはキツイ
 
しかし、悶えつつも一分、二分と時間が過ぎ気が付けば十分が経過
はじめは電気が流れるたびに「アヒィ」と情けない声を出していた私も、最終的には菅田さんの言葉通りすっかり慣れていた
 
そして起き上がってみるとあら不思議
 
 
首が良く回る
 

いや、別に巨額の借金をしていたわけでもなんでもなく
首が良く回る(物理)んです
しかも何となく背筋が伸びた気もする
 
あまりの変わりように「なんか元気になりました…」とまるで中身のないコメントをしてしまったのを今では少し後悔している
そして軽くカウンセリングをしていただき、体を落ち着かせて施術修了
 
話の中で菅田さんは
 
 
「体が元気じゃないと心も落ち込んじゃって何もかも上手くいかなくなっちゃうでしょ、だから体を整えるのが大事なんですよ」
 
 
と言ってくれた
 
 
この言葉はダイレクトに心に響いた
 
 
ここ最近、体がヘロヘロだったが故に一日中鬱々とした気持ちでいた私
いくら家事を簡単にしても息抜きをしても全く回復しなかったのが、この60分でまるっきり変わったと感じる

これが体が整うってことか
最後に菅田さんは定期的に通うことを提案し、回数券の案内をしてくれた
 
こういうのって単なる勧誘と感じてしまい、前まではあまり快く思っていたけど、今回は全くそうは感じなかった
 
それはきっと、お会計時に私が手首を抑えているのを見て
「あ、腱鞘炎?腱鞘炎はここを固定して、こんなストレッチをすれば良くなるよ」
と帰り際まで体の調子を気にしてくれた菅田さんにプロとしての気概のようなものを感じてしまったからだろう
 
夫はまだまだ繁忙期で休みは不定期だし、定期的に通うのは難しいかもしれない
でも、少しでも体と心をしっかり整えて、育児を楽しみたい
 
「また来ます」
 
そう言って、メニュー表をいただいて帰ってきました
 
 
何ていうか、すごいぞ、整体
今まで所謂「もみほぐし」「リラクゼーション」が大好きだった私も、今回ばかりは「整体」の力を感じてしまった
 
この記事を書いている今もめちゃくちゃ意識して背筋を伸ばしている
 
 
ありがとう整体、ありがとう菅田さん
心身ともに整うまで、隙を見て通おうと思います
 
 
夫の繁忙期は三月半ばまでとまだまだ続きますが、体も心も整えて
楽しく、クールに、そしてセクシーに 母親業feat.五か月児 頑張っていきます
 

アルフォートが大好きなのでアルフォートを全種類食べた


私はアルフォートが大好きだ

元々、私にとってアルフォートは「まあ好きだけどたまに食べるくらいかな」というポジションだった
だが、今では週に一回は食べている気がする
 
では、いつの間にこんなにアルフォートにお近づきになったのか?
 
それは、ツイッターで出産を控えた諸先輩妊婦達の「入院用のバッグにアルフォートを入れた」という呟きを拝見してしまってからだ
 

出産を控えた妊婦にとって、陣痛→入院の流れは出産の恐怖と我が子に対面できる期待でいっぱいの未知の領域

その入院時の荷物としては「テニスボール」「ゼリー飲料」等が一般的だが、入院中の自分用のおやつとしてアルフォートを持っていく人が多いのだという
 
当然、そのツイートを見た私はアルフォートを買ってきた
 
そして陣痛バッグに入れた
 
そして出産前に4度ほどバッグの中のアルフォートを入れ替えた
 
 
出産が夏だったのと、早く生まれそうだという医師の言葉とは裏腹に結局予定日まで陣痛が来なかったことから

「チョコが溶けるのでは」という心配半分、
「どうせ産まれないし今食べてやる」というやけくそ半分で
4度陣痛バッグのアルフォートに手を出しては新たに購入して入れ替えるというのを繰り返した
 
勿論、出産後の入院中も病室で寝てる娘を眺めながらアルフォートを食べた

そしていまだに私はアルフォートを食べ続けている

アルフォート癖がついてしまったようだ
 
 
だが、これは私だけに限ったことではないのだと先日判明した
 
先日ツイッターにて、『育児を助けてくれるのは?』というアンケートを設置し、選択肢を以下の通り設定した
 

・夫
・ノンアル
アルフォート
・焼肉
 

このアンケートには890票の回答をいただき、そのうちアルフォートは35%を占め、2位についた
(1位は『夫』で39%だった)
 
そのコメント欄には

「1日1回はアルフォート食べてます!」
アルフォート常備してます!」
「授乳中のお供です!」

とのコメントが連なり、どれも「分かる…分かるぞ…ッ!」といいねを連打してしまった
ちなみに一位の『夫』に関してはコメントが無かった

そしてその中には

「イチゴ味が好きでした」
「メープルにはまってます」

というものもあった

そういえばアルフォートはスタンダードな青箱の他にも味違いがいくつかあるわけだが
王道大好きな私は常に青箱、期間限定の味などには一度も手を出したことが無かった

食べないわけにはいかない
 

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壮観

 

というわけで買ってきた

メープルの味は今の期間限定のようだ(イチゴ味は季節が違うのか無かった)
バニラホワイトもビターも食べたことが無い
もしかしたら新しい世界に出会えるかもしれない
 
いざ
 
 

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バニラホワイト

 

まずはバニラホワイトから
 
ただのホワイトチョコレートではなくバニラホワイトというだけあって、バニラシードが使われていて香りもバニラ感たっぷり
ビスケットはいつものビスケットとは異なりココア味の茶色いビスケットだ
 

おいしい
 

チョコレートは思っていた以上にバニラが助けてくれている
実はホワイトチョコはそこまで好きじゃないのだが、これはバニラ風味との相性抜群でおいしい
チョコが甘いのでココア味のほんのりビターなビスケットがよく合う

バニラホワイトすごい
 
 

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期間限定メープル
お次は期間限定のメープル
 
メープル味のチョコレートにベーシックなビスケットの組み合わせ
はじめ、香りを嗅いで
 
「あれ…これどこかで嗅いだことのある匂いだ…」
「何の香りだろう…?」
「これ…ケンタッキーのビスケットについてくるソースじゃない…?同じ香りじゃない…!?」
 
金田一耕助ばりの推理力を発揮したわけだが
 

ケンタッキーのビスケットについてくるソース=メープルシロップ
 

そりゃ同じ匂いでしょうよ

味はめちゃくちゃおいしい
メープルチョコレートはほんのりホワイトチョコっぽい感じだけどあっさりしていて食べやすい優しい味
ビスケットはいつものザクザク食感
で安心する味わい
 
メープル、前評判通り美味いではないか
 
 

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青箱は「全粒粉入りビスケット」味らしい
お次はご存知青箱
 
言わずもがな、おいしい
このミルクチョコレートが本当にめちゃくちゃおいしい
ただの板チョコよりこういうビスケットにくっついてるチョコレートの方が遥かに美味しく感じられるのは何故だろう
全粒粉ビスケットもやはりおいしい 無限に食べられる
 
やはり私のナンバーワンは青箱か
 
 

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期待度の低いビター
最後はビター
 
ビター味は最近発売されたとのこと
期間限定なのかな?定番になるのかな?

チョコレートは青箱よりちょっと濃いめの茶色で、ココア味のビスケットはバニラホワイト同様真っ黒だ
香りはハイカカオチョコレートのような感じ
 

ビター味って大体何種類かある味展開の中では一番人気ないよね~
おじ
さんが好きな味ってイメージがあるし~
 

そんなことを考えながら購入した私だが
実際、アルフォートビターはどうだったかというと
 
 

鬼神の如き美味さだ…
 
 

苦めのチョコレートがすっきりしていて食べやすい
ビスケットは青箱と同じザクザク食感で香ばしい
バニラホワイトと同じココア味だが、ザクザク感と香ばしさはビターの方が強い
ビスケットだけでも四種類の中で断トツのトップだ

これは「眼鏡でダサい地味な女の子が眼鏡取ったらめちゃくちゃ美少女」ってやつと同じパターンじゃないか
全然期待していなかったし全種類の中で一番目立たない存在に見えたビター味だったのに
 

おもわぬ伏兵がいた…(CV大石秀一郎
 

これは是非定番化してください、ブルボンさん
 

私は思っていた以上に良い買い物をしてしまったようだ
全種類買っても500円以下 ワンコインでおつりが出るお菓子

最高じゃないか、アルフォート
 

子供の頃からアルフォートは好きだった
友達の家やお楽しみ会などで出るお菓子の大皿でも常にアルフォートはレギュラーメンバーだった

でも、子供の頃はパイの実キットカットの方が好きだったように思える

今でもパイの実キットカットは勿論好きだけど、ここ最近購入する頻度で言ったら圧倒的にアルフォートの方が上だ
それに前述したとおりツイッターでも育児ママを助けるお菓子として名が挙がるのはアルフォートばかりだ

何故、育児中にアルフォートを食べたくなるのか

そもそも育児中は手が足りないのが常である
 
我が子を抱っこする手、哺乳瓶を持つ手、スマホで我が子を撮影する手、おもちゃを持つ手……
 
手が6本くらいあったらアルフォートはここまで育児ママの市民権を得ていなかったかもしれない
 
だが、我々人間は腕が2本しかないので必然的に『片手でつまめて』『手が汚れない』お菓子を選ばざるを得ない
 
だからこそ
 
『手が汚れない』し『片手でつまめて』、ファミリーパックじゃなければ『一つ一つ包みを破る必要もない』

それでいておいしいアルフォート
授乳中や忙しく育児をするほんの一瞬で食べるお菓子にぴったりなのだ
 

もしかしたら育児がひと段落したころ、私がアルフォートを口にする回数は限りなく減っているかもしれない

手を汚しながら包装を一つ一つ破りながらゆっくりお菓子を食べられる時間が出来たとき、またパイの実キットカットに戻ってしまうかもしれない
 
そうなってしまった時、妊娠出産育児をいかにアルフォートに支えてもらったか、忘れてしまっているかもしれない
 
 
だからこそ私は敬愛するアルフォートへの感謝を忘れないよう、この文章を認めた
 
 
とはいえ娘はまだ五か月
私が他のお菓子に浮気できるようになるのはまだまだ先になるだろう
 
 
 

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幸せの極み

余談だが、今回余ったアルフォートはまとめてジップロックに入れて冷蔵庫に置いておいた

これはビジュアルからも伝わるように、ものすごい多幸感を与えてくれる
 
ピノアソートが冷凍庫にあるようなワクワク感、いつでも、色んな味を、たくさん食べられる喜びは一入だ
 
だが、これはどれだけ食べたかを認識できないという罠でもあるので、試す際はくれぐれも注意していただきたい