浮いて沈むブログ

0歳児娘のことやアルフォートのことなど

生後5か月の赤ちゃんと生後303か月の母親の24時間をご紹介


娘の出産前、気になって色々と調べたのが「赤ちゃんとの一日の過ごし方」
 
調べてみると色々な方が一日のタイムスケジュールを紹介してくれていて、とても参考になった
 
んだけれども
 
実際に産んでみると「私って手抜きすぎ?構わなすぎ?いやむしろ構いすぎ?皆どうしてるの?」と不安が止まらなくなってしまう
 
これは母親という病気なんだと思う
 
しかし、一日のスケジュールを紹介している人はいても、おおよその流れだけで丸一日どう過ごしたか細かく紹介している人はなかなかいない
私自身、以前の記事で一日のおおよその流れを紹介したことはあったけれど(下記参照)
 
 
これだとあまりに簡易的だし、第一月齢が進んで今は過ごし方が全く違う

ということで、自分の記録用も兼ねて今回は私と娘のとある一日をめちゃくちゃ細かく書いてみました
私のように病に侵されている母親の皆さんに少しでも安心していただければ幸いです
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
朝6時頃 「ヴンッッッ」という娘の気張り声で起床

目覚め方としてはあまり気持ちの良いものではないけれど
娘に「おはよう」と声をかけるとにっこり笑ってくれたのでプラマイプラス5463
娘はとにかく寝起きがいいので漏らしていようが腹が減ってようが起きた瞬間はニコニコ
 
ちなみにここ最近は寝起きに気張ることが多い

リビングへ連れていきオムツを開けて確認するとも、空っぽ
あらあら上手く出なかったのね、とオムツ替えをしていると夫が起床
まだ少し早いので、夫に朝のミルクを頼んで私は仮眠へ

夫が見ている間にうんちしてくれたら良いな……と願いながら入眠
 
7時半頃 起きてリビングへ行く
残念ながら私が寝ている間、娘はミルクを飲み切りニコニコキャッキャとご機嫌だっただけでうんちはしなかったらしい
 
朝食のパンとコーヒーを準備して、食事中は交代で娘を抱っこして順番に食べる
一緒にニュースを見ながらうだうだ話したりオムツを替えたりしつつ、夫は出勤の準備をする
 
9時頃 娘と共に夫のお見送り
そのまま遊んでいると娘が眠たくなってぐずりだしたので、朝寝の寝かしつけ開始
 

蛇足ですが、よく夜の寝床と昼の寝床は分けたほうがいいって言いますよね?

うちの場合もそうしていたんですが、監獄のように狭小住宅な我が家では寝室以外で寝かすとなるとリビングしかなく(もう一つの部屋は暖房が無いので寒い)

リビングで寝かすとなると、物音を気にしすぎてせっかくの自由時間なのに私がなにも出来なくてストレスになるので最近は寝室で普通に寝かせています
が、特に夜の睡眠には影響ありません 今のところ
 

娘が寝てる間に食器洗って~自分の朝の準備して~離乳食の仕込みやって~時間が余ったら新しく買った本でも読もうかな~~と寝かしつけ中はウキウキ

しかし残念なことにこの日は寝かしつけしながら自分もうっかり寝落ちしてしまった
 
この時、以前勤めていた会社へ遊びに行ったら誰一人私のことを覚えていないというしょっぱい夢を見た
 
 
11時頃 2時間ほど眠ってしまった後、娘のビンタで起床

目覚め方としてはあまり気持ちの良いものではないけれど
娘に「おはよう」と声をかけるとにっこり笑ってくれたのでプラマイプラス78367
 
 
リビングへ行き、オムツを替えて離乳食の準備
本日のメニューはほうれん草ときなこ粥だよ~楽しみだね~~と話しかけるも空腹でギャン泣きの娘は聞いていない
 
前日に仕込んで冷凍しておいたほうれん草ペーストを温めるとギリギリペーストと言えるか…言えないか…くらいのほうれん草が浮いたお湯が出来上がる
離乳食の本で勉強したのと全然違う、全然まずそう

しかし娘はこだわりがないのか舌が馬鹿なのか大抵のものは嫌がらずに食べるとても良い子なのでペロっと完食
次に温めておいたお粥をレンジから取り出す
 

取り出す……
 

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爆散粥

ギャー!!!!!!!

レンジの中でお粥が爆散

逃げちゃ駄目だ…逃げちゃ駄目だ…逃げちゃ駄目だ…
 

うん、大丈夫、まだ底にお粥は残ってるし
ちょっとお湯足してきな粉入れて混ぜれば量は減るけど全然食べれるし
 

うん、大丈夫、だいじょ…あれ…?
 

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ミッフィーには悪いことをした

剥げてる………

正直お粥の爆散よりミッフィーの柄が消えた方が悲しかった

悲しみを飲み込んできなこ粥を食べさせ終え、フォローアップミルクを与える
我が家は授乳クッションに娘を寝かせてタオルで哺乳瓶を挟みセルフで飲んでもらうスタイルなのでミルク中は家事が出来て楽ちん
 
 
ミルクを飲ませている間に翌日以降の離乳食の仕込みを開始

この日は絹ごし豆腐をペースト状にして冷凍
昼食をとっていない空腹の私は、豆腐を茹でながらつまみ食いの誘惑を何とかこらえる
こらえた
 
だがしかし私はこの時の自分に言ってあげたい
 
絹ごし豆腐は冷凍できないと翌日思い知りあの時全部食べちまえばよかったと後悔することを
そして捨てるのも勿体なくスの入った可哀想な豆腐を後日私が平らげることを
 
そんなことは夢にも思わない私が離乳食を仕込んでいる間に、ミルクを飲み終えた娘が機嫌よく奇声を上げ始める
 

ここから
何が何でもうつ伏せで遊びたい娘VS絶対に吐かないでほしい私の攻防戦が始まる

寝返りをすると2000%吐くので、バンボに乗せてパンパースの袋を渡す

このパンパースの袋は最近の娘の一番のお気に入りであり、一見すると部屋にゴミが転がっているように見えるので私が捨てたいおもちゃナンバーワンだ

しかしパンパースも長くはもたず、離乳食を作り終えて洗い物を終えるくらいの段階で飽きてピーピー言い始める
この時すでに13時 そろそろ私も昼食を取りたいので、パンパースの代わりにオーボールを渡す
 
お昼ご飯は冷凍のチャーハン 最近の冷凍チャーハンって美味しいよね
 
そういえば、昔中華総菜の店でバイトしてた頃に腕毛の濃い店長が作ってくれたベーコンと青豆のチャーハンが美味しかったんだよなあ
厨房行けばつまみ食いさせてくれたし晩御飯ないって言えば好きなもの作ってくれたからたまに腕毛入ってたけど全然気にならなかったなあ
 
腕毛に思いを馳せつつ一口目を食べたところで娘の手からオーボールが落ちる

オッケーオッケーこれくらい想定の範囲内
落としちゃったね~と声掛けをしながらもう一度オーボールを持たせる

持ち直した端から再び落とす

分かる分かる、あるあるだよね
シャカシャカして遊ぼうね~とオーボールを目の前で振って見せて再び握りなおさせる

勿論落とす

うん、そうだよね、分かる分かるあるある
あ、笑ってる こういう遊びだと思ってるのか そうか~賢い子だな~~
 
何度でも持たせなおすが何度でも落とす娘
落とされることが分かっていながらも何度も拾われるオーボールの気持ちを想像すると泣けてくる
 
 
オーボールに同情してしまい、結局チャーハンを秒でかき込みバンボに疲れたのかフガフガ言い出した娘を諦めて床に転がせる
 
食器だけ片付けたら遊んであげようと考えながら食器を下げるわけだが
「食器だけ片付けたら遊んであげよう」の時点ですでに娘は寝返りを打ってゲロを吐いたので
食器すら片付けられないままゲロを片付ける
 
14時頃 何とか食器を片付けて午後のお遊びタイム
まだハイハイも出来ない娘との遊びは専らこの数パターン
 
①高い高い(一番喜ぶ)
②一緒に床に寝転んで絵本を読む
③②の途中で飽きた娘に眼鏡をむしり取られる
④そこらへんに転がってるおもちゃを手あたり次第振り回す
⑤④の途中で飽きた娘が寝返りを打つのでその度にひっくり返す
 
アニメや音楽を流しつつ、この①~⑤を適当に組み合わせるのが最近のスタンダード
 
 
15時頃 眠そうにぐずり始めたので布団へ移動して寝かしつけ開始
ねんねだよ~と添い乳を始めると勢いよく乳首を振り切り満面の笑みでこちらを見る娘

可愛い
可愛いけどお前なんやねん

結局寝る気配が無いので再びリビングに戻して遊び始めると泣き出す娘に、再度渾身の「お前なんやねん」が飛び出す
 
普通に遊ぶと泣くので、抱っこしたり高い高いしたりあの手この手であやしてみる
 
 
15時半頃 とうとう何しても泣くようになったので再びお布団へ
今度は無事寝てくれたので私は寝室を後にする
 
ここで私のボーナスタイムがやってくる
 
ソファに腰かけ、アルフォートとコーヒーを傍らにリラックスタイムを始める
ツイッター軽くひやかしてから本でも読もうかな~とツイッターを開くも、
十五分ほど経つと寝室からショッカーのような声が聞こえてくる
 

ははおやは めのまえが まっくらになった!
 

意識を取り戻した私は小さいショッカーを回収する めちゃくちゃ泣いてるのでミルクを突っ込む
こうして短い自由時間がツイッターだけで終わるのをそろそろ終わらせたい
 
 
16時頃 外出の準備をはじめる
抱っこ紐をつけ、自分の荷物を用意し、娘に防寒着を着せ、トイレに行き…と準備している間にも二回ほどオムツを替える

勿論ミルクを吐くのでよだれかけも替える
 
それにしても

たったの15分しか寝ていないのに8時間睡眠の後のようなツヤツヤほっぺに弾けんばかりの笑顔
 
ああ、赤ちゃんの生命力を感じる
 

またもどうでもいい話ですが

雪国に住む私にとって冬の抱っこ紐でのお出かけはひどく恐ろしいもの
そんな不安を以前旦那に相談したところ、翌週にはAmazonからゴリゴリの外付けスパイクと18本爪のアイゼンが届いた

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18本爪アイゼンってこんなの

スパイクはともかく、ともかくよ
 

18本爪アイゼンって
エベレストか、チョモランマか、サガルマータか ここは
 

念のため言っておくと、これは夫が愛する妻のために選んでくれたプレゼントであって、渾身のモノボケではない
 
しかしスパイクはさすがに全く転ばないし滑らないので、ここ最近は毎日スパイク付きのスニーカーでお出かけしている

ちなみにこのスパイク、雪道では確かに優秀だけど屋内に入ると「パキュン!パキュン!パキュン!」と歩く度音を立てるから少し恥ずかしい
そしてアイゼンは未だに夫の前では忘れたふりをしている
 

17時半頃 スーパーで夕飯の買い出しを済ませ帰宅
夕飯を作る間、娘はジャンパルーで遊ばせておく
 
料理中や洗濯物を干す間しか使わないけれど、娘はジャンパルーが大好きなので入っている間はとってもご機嫌
脚力も鍛えられるし見た目も可愛い、とんでもなく優秀なおもちゃなのです
 
一つ欠点があるとすれば、ジャンパルーの軽快な音楽はかなり耳に残るから気が付くと鼻歌を歌ってしまい更に頭から離れなくなるループに陥ること
夫に至ってはは会社で真面目な面談をしている間もずっと頭の中でジャンパルーの「びよよ~ん」がエンドレスで流れていたというので要注意
 
急いで夕飯を作り終え、お風呂の準備を始めるあたりでショッカー再来
小さいショッカーを床に転がし、おもちゃを周りにばらまいて早急に準備を整える
 
 
18時半頃 お風呂へ
ちなみに我が家はいまだにベビーバスでのお風呂

風呂から上がった娘の保湿・着替えをさせ、リビングへ連れていきミルクを突っ込み自分もお風呂
この間ずっと全裸
 
三分ほどでシャワーを浴びてリビングへ戻り、娘がちゃんとミルクを飲んでいることを確認すると用意しておいた夕飯を温める
温めている間にドライヤー(前髪が乾いた段階で終了)
 
 
19時頃 リビングに戻ると娘がミルクを飲み終えているので、寝返り防止でバンボにセットし、私は夕飯を食べ始める
 
食べ始めた ところで
 
鬼の形相で気張りだす娘
 
鈍い音が耳に届く
 
やってらっしゃる
 
こういう時は大抵時が止まったような錯覚をするが、勿論錯覚なので気を失う前に娘をバンボから救出してオムツを開く
 
オムツを開く…
 
 
………
 
 
漏れてる……
 
 
そう、私はこの日を「洗濯お休みデー」としており、前日の夜に洗濯をしたので、朝の時点で洗濯機は空だった

何とか寝返りゲロを防止しようとした昼間の私が、娘の服にゲロが被弾していないことを確認して安堵した昼間の私が走馬灯のように思い起こされる
 
 
だが現実は止まらない 五か月児は止まらない

ただでさえ漏れている彼女は更に寝返りを打とうとするので両足で抑え込む
もう一度風呂に入らなきゃいけないレベルで漏れていなかったのが不幸中の幸いだった
 
お尻を綺麗に拭き、服もオムツも取り換えて被弾した服をオキシクリーンに漬け他の洗濯ものをまとめて洗濯機へ入れ、被弾服の汚れが落ちたら洗濯機を回す
 
この作業に思考は必要ない というか考えていたらやってられないので無心で行う
多分この時の私は求人バニラのバスの運転手みたいな顔だったと思う
 
 
悲観することは無い、明日の洗濯が楽になった、そう思えばいい
冷めたご飯はまた温めればいい
 
 
ウンハイで盛り上がる娘をバンボに乗せてポリ袋やらオーボールやら布絵本やらを与えながら夕飯をかき込む
 
洗濯が終わるまでの間に洗濯物を取り込んで畳むも、娘に奪われるので夫のパンツを与えて遊ばせておく
この間にどさくさに紛れて掃除機もかけた
 
掃除機が終わると洗濯が終了したので、洗濯物を干し始めたところで眠くなった娘が泣き出す
 
ここで洗濯物を放置して寝かしつけに入るなんて愚の骨頂である

何故なら私は過去に同じ状況で寝かしつけを優先し、二時間に及ぶ寝ぐずりに疲れ果てて濡れた洗濯物を放置して寝落ちした前科があるからだ
 
泣いてる娘をジャンパルーに突っ込み、話しかけながら洗濯物をダッシュで干し終える
 
 
全て終わったところで20時 眠いと騒ぐ小さいショッカーを寝室へ連れていき寝かしつけ開始

この日は運の良いことに10分程度で寝てくれたのでルンルンでリビングへ
夫が帰るまでの間は、ツイッターを見たりブログを書いて過ごす
 
21時半頃 夫が帰宅したので夕飯を用意
一緒に夜のニュースを見ながら夫が買ってきたトリプルチョコモナカを食べる

23時頃 眠くなったので就寝
 
その後、夜中2時に授乳し、翌朝6時に気張り声で再び起こされた
 
 
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先日のある一日はこんな感じでした

あとは合間に写真をぱちぱち撮ったりラインの返信をしたり
 
ちなみに、夫の仕事は日によって時間帯が違うのでその時々でスケジュールはコロコロ変わります
 
こうやって文字に起こすと改めて一日を振り返ることが出来るけど
 
頑張ってるよな…と思う
 
よそのママさんはもっと子供と遊んだり支援センターとか行ってるのに…とか、すぐに落ち込んでしまう私の母親病だけど
自分のやったことを可視化することは薬になるような気がする
 
あと、娘ゲロ吐きすぎだろ
 
これ日によっても全然変わるし、月齢毎にも全く変わるからこれから定期的にやっていこう

娘が大人になったら冊子か何かにして渡してあげようかな
さすがに怒るかな、うんち漏らしてるし
 

ワーママでも専業主婦でも乳酸菌は必要なわけで


「あなたは職のある女になるんだよ」
 

こう言い放ったのは、某社会的地位の高い知人女性Yさんです
言われた相手は私の可愛い可愛い赤ちゃんです
その可愛い可愛い赤ちゃんを抱っこしているのは…あれは般若でしょうか?いいえ、憤っている私です
 

私の現在の肩書はスーパーハウスキーピングマザー
 

簡単に言うと専業主婦
そう、私は出産前に仕事を退職し、専業主婦となったのです

元々、会社を辞めるつもりではいて上司にも相談しており、退職後は夫の協力も得て自分の好きなことを仕事にしようと思っていた私
 

その矢先に妊娠が判明し、転職は難しくなりました
 
 
前職はまあまあ心身ともに負担のかかる仕事で責任も重く、更に職場は自宅から片道一時間以上の距離で朝は6時台に出勤
健康な状態ですらとても大変で、職場ではデスクワークなのに常にオフィスを走り回って働くような毎日でした
 
夫の仕事との兼ね合いを考えると、どう考えても子供がいる状態でその職場に復帰することは難しいと判断し、予定通り退職
 

結果、思いがけず専業主婦となったわけです
 

そのおかげで妊娠中は比較的穏やかにのんびり過ごせたものの、仕事をしている友人に何となく引け目を感じるようになったのもまた事実
 
産後すぐは育児に忙殺されてそれどころじゃなかったのですが
(いや、今でも顔面にゲロぶっかけてきたり寝ぐずりでブレイクダンスする赤子の育児に忙殺されていますが)
 
最近また、専業主婦であることに不安や焦りを感じるようになりました
 
多分、その理由はこんな感じ↓
 

ツイッターで知り合ったママさんは大半が産休取ってて一歳前後で一斉に復職するから置いて行かれた気分になりそうで嫌
②誰にも評価されない家事育児がしんどくなってきたから仕事で評価されたいし感謝されたい

③家族に気兼ねしないでくだらないことに使えるお金が欲しい
 
(ちなみに③は市販のホットケーキミックスを食べ比べるとかそんなんです)
 

他にも、妊娠前から「妊娠出産で仕事を辞めないほうがいい」「後々働くつもりなら専業主婦は不利になる」というのを諸先輩方から散々聞かされていたのもあるかもしれません
 
そして、これは気持ちの問題なんですが
やっぱ専業主婦って「楽してる」「暇そう」みたいな目で見られがちなんですよね
 
分かりやすい家事育児だけではなく、「名もなき家事」「名もなき育児」は山ほどあってとてもそんなこと無いんですけどね
現にアグレッシブな五か月児を抱える専業主婦の私は毎日青息吐息です
 
でも、そうは思っていても一部の人からは冷ややかな目で見られるもの悲しさ
社会から取り残されていくような不安
 
お子さんの有無にかかわらず専業主婦で家庭を守っている方はたくさんいらっしゃるのも分かっているんですが、小心者の私は気にしてしまいます
 

そんな感じでモヤモヤしていたところへ冒頭の一言だったのでうっかりメタモルフォーゼしたわけです
 

まあ、分かるんですよ
 

専業主婦でいて急に夫が大きな病気にかかったら?会社が倒産したら?天災で家がなくなったら?
考えれば考えるほど、夫婦ともに収入があったほうが安心なのは分かるんですよ
 
 
でも、仕事しながら保育園に通わせるってなったら送迎や体調を崩した日のサポート、出勤前の子供の準備やら帰宅後の家事育児やらもあるわけです
 
家庭にもよると思いますが、少なくとも我が家は夫がブラックカンパニー馬車馬部所属です
これらはほぼ全て私の負担になります
 

しにます
 

前職のままでは業務負担的にも上記の負担的にも確実に死にます
 

だから「妊娠出産で仕事を辞めない方がいい」って言われても
「そら出来るもんならやってるわ」って思っちゃうんです
 

妊娠出産時に体壊したり、赤ちゃんに何かしらの不安要素があって離職せざるを得ない人だっているわけだし
もしくは旦那様が激務だったりして専業主婦じゃないとサポートできないとかもあるわけです
 
その反対で、専業主婦でいたいけれど働かなくてはならない事情のある方だっているわけです
 
 
これは専業主婦でいることにウジウジ悩んでいる自分への戒めでもあるんですが
 
色んな背景があっての「ワーママ」「専業主婦」なので、どちらがいい・悪いと考えてしまうのはあまりに浅はかなことです
 
人には人の生き方があって、人には人の乳酸菌
 

そんなモヤモヤを抱えたりしているわけです
こればかりはどうしようもないんですけど
 
「専業主婦サイコー!働かない我が人生セラヴィ!」って言ってるような専業主婦の某友人くらい開き直れたらきっととても楽なんですけどね
 

女性の社会進出は喜ばしいことかもしれないけど、それを「輝く女性」みたいな形でクローズアップしすぎるのも考え物じゃないかと
 
その結果、専業主婦・専業主夫は肩身が狭くなってしまったわけだし
働こうが専業主フだろうが双方苦労はあるし双方良いこともあるんだから互いに尊重できればいいんですけどね

私はわりと働くことが好きなので、今は着々とお仕事をはじめる準備をしています
 
ただ、私は娘が将来手に職をつけるにせよ、専業主婦になるにせよ、色んな仕事を転々とするにせよ、娘の考えを尊重して、応援したいとも思います
 
 
働き始めたらまたひたすらに忙しくなりそうですが
娘が寂しい思いをせず、夫が家では休めて、私も行き倒れない
そんな最適なバランスを見つけられるといいなあ
 

そう思った矢先、娘に眼鏡をむしりとられました
多分まだまだ行き倒れます
 

母親業でヘロヘロだった私の体と心が整った話

 
やあ、人間の皆さん
僕はゲゲゲの鬼太郎(を毎週見ている主婦)です

ここ最近ですか?私は地獄を彷徨っていました
 
この時期、ブラックカンパニー馬車馬部所属の我が夫は繁忙期を迎えます
従って私もワンオペ戦士と化していたわけで
 
かなり、とても、はちゃめちゃに、とんでもなく

疲れ果てていました
 
 
最近始まった離乳食、毎日何を食べさせるか考えながら娘の口にねじ込み
昼寝の時間が短くなり転がせばすぐに寝がえりをする赤子を永遠にひっくり返し
時に盛大にうんちを漏らされ、あわやベランダから飛び降りそうになりつつ過ごした約二週間
 
それでも忙しい夫をなるべく休ませたくて全て一人で必死にやってきたのですが
結局は心身ともに限界を迎え、地獄の果てから夫に助けを求めてしまいまた自己嫌悪
 
疲れすぎて体は思うように動かないし常にイライラモヤモヤしていました
 
このままでは自分も家族も駄目になる
 
そう感じて、ようやく来た夫の休日に
「マッサージ行ってもいい?」とお願いしました
 
 
快くOKを貰い、調べてみると近所の大型ショッピングモール内にマッサージ店があることが判明
ふむふむ、ここなら夫と娘が買い物したり遊んでる間に施術を受けられるな

メニューを見てみると、鍼灸エステ、整体、もみほぐしがある
万年肩こり腰痛を抱えている私は迷わず「もみほぐし」を予約しました
 
そしていざお店へ
マッサージ師のお姉さんは太眉が美しい菅田将暉に似たハンサムガール
 
はじめに、体を横にして全身チェックしてもらいます
菅田さんが体をさすっていく この時点で結構気持ちいい
しかし、ここで「あ~…あ~…?え~~~…?」と不穏な声が

「お客さん、まずね、左足が右足より短い」
 
 
……はい?
 
 
「これ骨盤が歪んでるせいだわ、多分そのせいだと思うけど全身壁みたい」
 
骨盤が…?ゆが…?壁?ぬりかべ?
 
「これだといくらほぐしてもまた痛くなるよ、疲れやすかったりしない?」
 
「ア……めちゃくちゃ疲れやすいです」
 
「色々歪んで姿勢も悪いから疲れやすいんだろうね、これしっかり整えてあげるほうが大事」
 
ととのえる……
 
「今日もみほぐしで予約貰ってるけどどうします?どうしたい?」
 
 
「…………整いたいです」
 
 
「OK!特別に整体追加しよう!」
 
菅田さんは同じ料金でもみほぐしと整体と、ついでにインナーマッスルを鍛えるEMSという装置のお試しも追加してくれました
 

何という慈悲、これがマッサージ店というものか
 
 
そうこうして施術開始
もみほぐしも整体も、そりゃもうべらぼうに気持ちいい
 
施術中も菅田さんは色々と聞いてくれる
 
「お客さん、運動ってします?」
 
これに関しては私はかなり自信があった
 
「はい!出産前は週に1回程度体育館でランニングしてましたし、夏場は登山もします!」
 
かなりのドヤり具合で相当うざかったと思う
しかし体力があることは私の唯一の自慢なのでこれくらい許してほしい
 
ところが
 
「うーん…?そのわりには脚の筋肉がないね?」
 
うそでしょ
 
「え…でも脚硬くないですか?これ筋肉じゃないんですか?ただの固太りですか?」
 
「いや、張ってるだけ」
 
ちびまるこちゃんよろしく額に三本線でも浮かべそうな顔で呆然とする私
気にせずどんどん整えてくれる菅田さん
 
そんなやりとりもまじえつつもみほぐしと整体が完了
ここまでで既に体はぐんと楽になってる
だが、施術はまだ残っている
 
菅田さん曰く「インナーマッスルを鍛えれば姿勢が整い、代謝も良くなり、疲れにくくなる」のだという
 
そこでインナーマッスルを鍛える文明の利器「EMS」を10分程試させてもらった
 
娘の出産直後、産院で産後エステなるものを体験した時、お腹に機械をつけて微弱な電気を流す施術をしてもらったことがある

あれ気持ちよかったな、EMSって電気を流すっていうしあんな感じかな?

そう期待していたのも束の間

「ハイ電気流すよー」
 
………………………………………………
 
 
痛っっっっっっっった!!!!!!!!!!
 
 
ピカチュウがいる、ピカチュウがこの機械をジャックしてる
痛い、絶妙に内蔵を刺激してくる、とんでもなく痛い

「今でレベル15ってとこなんだけどー最終的には60~70くらいまでいけるようにするのがこの治療なの」
 
嘘でしょ
レベル60~70っていったらハナダの洞窟にいるレベルじゃないの

息も絶え絶えに「今で限界です……」と伝えるも菅田さんは非情
 
「すぐ慣れるから大丈夫!ハイ上げますよー」
 
訴えも空しくおなかに届く十万ボルト
痛い、これはキツイ
 
しかし、悶えつつも一分、二分と時間が過ぎ気が付けば十分が経過
はじめは電気が流れるたびに「アヒィ」と情けない声を出していた私も、最終的には菅田さんの言葉通りすっかり慣れていた
 
そして起き上がってみるとあら不思議
 
 
首が良く回る
 

いや、別に巨額の借金をしていたわけでもなんでもなく
首が良く回る(物理)んです
しかも何となく背筋が伸びた気もする
 
あまりの変わりように「なんか元気になりました…」とまるで中身のないコメントをしてしまったのを今では少し後悔している
そして軽くカウンセリングをしていただき、体を落ち着かせて施術修了
 
話の中で菅田さんは
 
 
「体が元気じゃないと心も落ち込んじゃって何もかも上手くいかなくなっちゃうでしょ、だから体を整えるのが大事なんですよ」
 
 
と言ってくれた
 
 
この言葉はダイレクトに心に響いた
 
 
ここ最近、体がヘロヘロだったが故に一日中鬱々とした気持ちでいた私
いくら家事を簡単にしても息抜きをしても全く回復しなかったのが、この60分でまるっきり変わったと感じる

これが体が整うってことか
最後に菅田さんは定期的に通うことを提案し、回数券の案内をしてくれた
 
こういうのって単なる勧誘と感じてしまい、前まではあまり快く思っていたけど、今回は全くそうは感じなかった
 
それはきっと、お会計時に私が手首を抑えているのを見て
「あ、腱鞘炎?腱鞘炎はここを固定して、こんなストレッチをすれば良くなるよ」
と帰り際まで体の調子を気にしてくれた菅田さんにプロとしての気概のようなものを感じてしまったからだろう
 
夫はまだまだ繁忙期で休みは不定期だし、定期的に通うのは難しいかもしれない
でも、少しでも体と心をしっかり整えて、育児を楽しみたい
 
「また来ます」
 
そう言って、メニュー表をいただいて帰ってきました
 
 
何ていうか、すごいぞ、整体
今まで所謂「もみほぐし」「リラクゼーション」が大好きだった私も、今回ばかりは「整体」の力を感じてしまった
 
この記事を書いている今もめちゃくちゃ意識して背筋を伸ばしている
 
 
ありがとう整体、ありがとう菅田さん
心身ともに整うまで、隙を見て通おうと思います
 
 
夫の繁忙期は三月半ばまでとまだまだ続きますが、体も心も整えて
楽しく、クールに、そしてセクシーに 母親業feat.五か月児 頑張っていきます
 

アルフォートが大好きなのでアルフォートを全種類食べた


私はアルフォートが大好きだ

元々、私にとってアルフォートは「まあ好きだけどたまに食べるくらいかな」というポジションだった
だが、今では週に一回は食べている気がする
 
では、いつの間にこんなにアルフォートにお近づきになったのか?
 
それは、ツイッターで出産を控えた諸先輩妊婦達の「入院用のバッグにアルフォートを入れた」という呟きを拝見してしまってからだ
 

出産を控えた妊婦にとって、陣痛→入院の流れは出産の恐怖と我が子に対面できる期待でいっぱいの未知の領域

その入院時の荷物としては「テニスボール」「ゼリー飲料」等が一般的だが、入院中の自分用のおやつとしてアルフォートを持っていく人が多いのだという
 
当然、そのツイートを見た私はアルフォートを買ってきた
 
そして陣痛バッグに入れた
 
そして出産前に4度ほどバッグの中のアルフォートを入れ替えた
 
 
出産が夏だったのと、早く生まれそうだという医師の言葉とは裏腹に結局予定日まで陣痛が来なかったことから

「チョコが溶けるのでは」という心配半分、
「どうせ産まれないし今食べてやる」というやけくそ半分で
4度陣痛バッグのアルフォートに手を出しては新たに購入して入れ替えるというのを繰り返した
 
勿論、出産後の入院中も病室で寝てる娘を眺めながらアルフォートを食べた

そしていまだに私はアルフォートを食べ続けている

アルフォート癖がついてしまったようだ
 
 
だが、これは私だけに限ったことではないのだと先日判明した
 
先日ツイッターにて、『育児を助けてくれるのは?』というアンケートを設置し、選択肢を以下の通り設定した
 

・夫
・ノンアル
アルフォート
・焼肉
 

このアンケートには890票の回答をいただき、そのうちアルフォートは35%を占め、2位についた
(1位は『夫』で39%だった)
 
そのコメント欄には

「1日1回はアルフォート食べてます!」
アルフォート常備してます!」
「授乳中のお供です!」

とのコメントが連なり、どれも「分かる…分かるぞ…ッ!」といいねを連打してしまった
ちなみに一位の『夫』に関してはコメントが無かった

そしてその中には

「イチゴ味が好きでした」
「メープルにはまってます」

というものもあった

そういえばアルフォートはスタンダードな青箱の他にも味違いがいくつかあるわけだが
王道大好きな私は常に青箱、期間限定の味などには一度も手を出したことが無かった

食べないわけにはいかない
 

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壮観

 

というわけで買ってきた

メープルの味は今の期間限定のようだ(イチゴ味は季節が違うのか無かった)
バニラホワイトもビターも食べたことが無い
もしかしたら新しい世界に出会えるかもしれない
 
いざ
 
 

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バニラホワイト

 

まずはバニラホワイトから
 
ただのホワイトチョコレートではなくバニラホワイトというだけあって、バニラシードが使われていて香りもバニラ感たっぷり
ビスケットはいつものビスケットとは異なりココア味の茶色いビスケットだ
 

おいしい
 

チョコレートは思っていた以上にバニラが助けてくれている
実はホワイトチョコはそこまで好きじゃないのだが、これはバニラ風味との相性抜群でおいしい
チョコが甘いのでココア味のほんのりビターなビスケットがよく合う

バニラホワイトすごい
 
 

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期間限定メープル
お次は期間限定のメープル
 
メープル味のチョコレートにベーシックなビスケットの組み合わせ
はじめ、香りを嗅いで
 
「あれ…これどこかで嗅いだことのある匂いだ…」
「何の香りだろう…?」
「これ…ケンタッキーのビスケットについてくるソースじゃない…?同じ香りじゃない…!?」
 
金田一耕助ばりの推理力を発揮したわけだが
 

ケンタッキーのビスケットについてくるソース=メープルシロップ
 

そりゃ同じ匂いでしょうよ

味はめちゃくちゃおいしい
メープルチョコレートはほんのりホワイトチョコっぽい感じだけどあっさりしていて食べやすい優しい味
ビスケットはいつものザクザク食感
で安心する味わい
 
メープル、前評判通り美味いではないか
 
 

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青箱は「全粒粉入りビスケット」味らしい
お次はご存知青箱
 
言わずもがな、おいしい
このミルクチョコレートが本当にめちゃくちゃおいしい
ただの板チョコよりこういうビスケットにくっついてるチョコレートの方が遥かに美味しく感じられるのは何故だろう
全粒粉ビスケットもやはりおいしい 無限に食べられる
 
やはり私のナンバーワンは青箱か
 
 

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期待度の低いビター
最後はビター
 
ビター味は最近発売されたとのこと
期間限定なのかな?定番になるのかな?

チョコレートは青箱よりちょっと濃いめの茶色で、ココア味のビスケットはバニラホワイト同様真っ黒だ
香りはハイカカオチョコレートのような感じ
 

ビター味って大体何種類かある味展開の中では一番人気ないよね~
おじ
さんが好きな味ってイメージがあるし~
 

そんなことを考えながら購入した私だが
実際、アルフォートビターはどうだったかというと
 
 

鬼神の如き美味さだ…
 
 

苦めのチョコレートがすっきりしていて食べやすい
ビスケットは青箱と同じザクザク食感で香ばしい
バニラホワイトと同じココア味だが、ザクザク感と香ばしさはビターの方が強い
ビスケットだけでも四種類の中で断トツのトップだ

これは「眼鏡でダサい地味な女の子が眼鏡取ったらめちゃくちゃ美少女」ってやつと同じパターンじゃないか
全然期待していなかったし全種類の中で一番目立たない存在に見えたビター味だったのに
 

おもわぬ伏兵がいた…(CV大石秀一郎
 

これは是非定番化してください、ブルボンさん
 

私は思っていた以上に良い買い物をしてしまったようだ
全種類買っても500円以下 ワンコインでおつりが出るお菓子

最高じゃないか、アルフォート
 

子供の頃からアルフォートは好きだった
友達の家やお楽しみ会などで出るお菓子の大皿でも常にアルフォートはレギュラーメンバーだった

でも、子供の頃はパイの実キットカットの方が好きだったように思える

今でもパイの実キットカットは勿論好きだけど、ここ最近購入する頻度で言ったら圧倒的にアルフォートの方が上だ
それに前述したとおりツイッターでも育児ママを助けるお菓子として名が挙がるのはアルフォートばかりだ

何故、育児中にアルフォートを食べたくなるのか

そもそも育児中は手が足りないのが常である
 
我が子を抱っこする手、哺乳瓶を持つ手、スマホで我が子を撮影する手、おもちゃを持つ手……
 
手が6本くらいあったらアルフォートはここまで育児ママの市民権を得ていなかったかもしれない
 
だが、我々人間は腕が2本しかないので必然的に『片手でつまめて』『手が汚れない』お菓子を選ばざるを得ない
 
だからこそ
 
『手が汚れない』し『片手でつまめて』、ファミリーパックじゃなければ『一つ一つ包みを破る必要もない』

それでいておいしいアルフォート
授乳中や忙しく育児をするほんの一瞬で食べるお菓子にぴったりなのだ
 

もしかしたら育児がひと段落したころ、私がアルフォートを口にする回数は限りなく減っているかもしれない

手を汚しながら包装を一つ一つ破りながらゆっくりお菓子を食べられる時間が出来たとき、またパイの実キットカットに戻ってしまうかもしれない
 
そうなってしまった時、妊娠出産育児をいかにアルフォートに支えてもらったか、忘れてしまっているかもしれない
 
 
だからこそ私は敬愛するアルフォートへの感謝を忘れないよう、この文章を認めた
 
 
とはいえ娘はまだ五か月
私が他のお菓子に浮気できるようになるのはまだまだ先になるだろう
 
 
 

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幸せの極み

余談だが、今回余ったアルフォートはまとめてジップロックに入れて冷蔵庫に置いておいた

これはビジュアルからも伝わるように、ものすごい多幸感を与えてくれる
 
ピノアソートが冷凍庫にあるようなワクワク感、いつでも、色んな味を、たくさん食べられる喜びは一入だ
 
だが、これはどれだけ食べたかを認識できないという罠でもあるので、試す際はくれぐれも注意していただきたい
 

里帰り出産してほしい夫と絶対に里帰り出産したくない私の280日戦争

 
昨年の冬に妊娠が判明してから8月に出産するまでの間、妊娠報告をした方々から私は幾度となくこう聞かれました

「里帰り出産?」

そのほとんどはうっすらと語尾に(だよね?)が聞こえるほどに当り前、といった聞き方です
 
「いや、里帰りはしないんです」
 
そう言うと次は決まって
 
「あ、じゃあ誰か手伝いに来てくれるの?」
 
この言葉が続きます
 

このやり取りは地味に心が死にます
 

人によっては「里帰りしないで頑張るんだ!偉いね~」と言ってくれますが
大半の人は「え?大丈夫?」「産後鬱になっちゃうよ?」と忠告してくれるからです
 
親切心なのは分かっていますが
あまりに言われ続けるとこの忠告はどんどん強迫に聞こえてきてしまうので

私は産院や市の保健センターには「実母が手伝いに来てくれるんですぅ~」と
堂々と嘘をついていました
 

私は妊娠前から自分の実家への里帰り出産はしないと決めていました
 
今住んでいるところから実家までそこそこ遠いというのもありますし、
里の環境があまり育児に向いていないんです
 

・家族の中に喫煙者が2人いる(2台ある車はどちらもヤニ臭プンプン)
・興奮すると大騒ぎする約9キロの小型犬がいる(トリミングは中型犬料金取られる)
・度重なる非人道的行為及び発言により私に多大なるストレスを与える疫病神こと姉がいる
 

ほらね、不安しかないでしょ
特に三番目

私はこれに加えて

・夫と一緒に育児をしたい
・授乳を家族に見られたくない(特に姉)

この2つもあったので余計に里帰りはしたくありませんでした

実家の家族が嫌いなわけではないけれど、無理に里帰りして実家との関係性が悪くなるのも嫌だったのです

ところが、この判断には強敵がいました
 
 
それはそう、私の愛する心優しき頑固な夫
 
 
そもそも、夫にとっては出産=里帰りがスタンダード
 
というのも、夫の華麗なる義兄妹たち夫婦は全員もれなく自分の実家へ里帰りして出産しています
義姉・義妹にしても、複数人出産していますが全て里帰りでした
それも、出産2~3か月前どころか妊娠初期くらいからのロングラン里帰り出産

そのため、夫にとっては里帰り出産というのは、空と言えば青、雲と言えばしろ、ハムと言えば別所哲也というくらい当然のことだったのです
 

私たちは大いに揉めました
十月十日280日、ずっと意見は平行線のまま
度々ミーティングを行い、私が泣いて議論が終了したことも何度もありました
 

夫サイドの主張はこうです

・産後に無理をして後々体に影響が出るのが心配(産後の肥立ち云々)
・勿論育児は一緒にやりたいけど仕事の都合で限度はある、いざという時は人手が多いほうが良い
・孤独感や育児疲れからくる産後うつ育児ノイローゼが心配

至極真っ当です
反論のしようがないですね
腹立たしい限りです

これ、本当にその通り過ぎてそれが故に出産直前までめちゃくちゃ悩みました

ただ、それでも里帰りは嫌だと私が駄々をこねると、今度は産褥期だけでも義実家に住むのはどうか、と提案してきました
 
義実家は車で15分ほどの距離でしかもそこそこの広さがあるので、夫も一緒に同居という形で住むことが可能です
しかも、義実家サイドからも「是非来てちょうだい」と声をかけてくれました

非常にありがたい話です

私は義実家のことをツイッターやブログで散々イジリ倒してはいるものの、義家族のことは好きですし頼りにしています

それに直近で子供を出産して育児中ママさんもたくさんいるので、赤ちゃんを見てもらうにしてもとっても安心です
 

ただ、それとこれとは別問題
 

どんなに仲が良くても元は他人
一緒に住むとなったら気は遣うし、生活スタイルの違いだって気になるだろうし、好きな時に寝ながらお菓子ボリボリ食べたりできないし(重要)

というわけで義実家里帰り案も丁重にお断り

といっても、義実家への里帰りに関してはせっかくの好意ですし日頃から仲良くしているので出産直前まで悩みに悩みましたし夫ともたくさん言い合いになりました
 
 
今までは夫と意見がぶつかった時、自分の意見に固執すると大概後悔していた私です
 
また後悔することになるんじゃないか、娘にとっては里帰りして周囲に助けてもらったほうが良いんじゃないか
 
本当に出産直前まで何度も何度も悩みました
 

でも、どうしても産後の疲れてるところで変に気を遣って心身ともにストレスを抱えるほうが良くない気がする
自分の直感を信じて、結局里帰りしないと決め、夫にも理解してもらえました
 
さて、この決断はどうだったかというと
 
 
 
大正解でした
 

大正解でした!!!!!!!!!!!
 
 
 
いや、勿論産後はめちゃくちゃ大変ではあったんですが
 
食事はお惣菜や出前、テイクアウト、冷凍食品で乗り切り、その他の家事は夫の担当、私は娘のお世話とたまに食器を洗うくらい
 

また、娘は今でこそ寝かしつけ中に大蛇の如く大暴れしたり、意味もなく大泣きして抱っこする私の眼鏡をむしり取るような荒くれものですが

新生児の頃は授乳したらコテンと寝てくれて理由なく泣くようなこともないタイプだったので、日中は娘の寝てる間に一緒に休めました
 

産褥期なので悪露もあったし股も裂けてるし(助産師さん判断で会陰切開しないで出産したらいきみすぎて肛門まで裂けた人)
頻回授乳で乳首は痛いし膝やら腰やら関節やらも馬鹿になってるし夜間授乳で常に眠かったのですが

そこそこ休めていたことと、産後ハイのおかげでそこまで体に負担をかけずに乗り切ることが出来ました
 

今考えると、私
は結構ラッキーだったんだと思います
 

なかなか寝ない子やよく泣く子だったら無理だったかもしれませんし
夫が繁忙期でほぼ家にいないような時期の出産だったら完全ワンオペ育児新生児バージョンできっと倒れてました
 

色んな幸運が重なって、何とか乗り切れたんだと思います
 

そして、産後にやっぱり里帰りしなくて良かったな、と強く実感したことがいくつもありました
 

①実母にガルガルガルガルガルガル期
 
出産前は「夫にガルガルしたらどうしよう…産後クライシス怖い…」とか思っていた私ですが
夫に対しては全くそういった感情は無く、むしろ産後三週目くらいに三泊四日で手伝いに来てくれた実母へガルガルが発生してしまいました
 
実母が娘を抱いているとイライラ、アドバイスをもらってもイライラ、美味しい食事を作ってもらってもイライライライライラ……
 
このガルガルはどう出るか産んでみるまで分からないのですが、私の場合は理不尽にも親身になってサポートしてくれた実母へ発動してしまったので、実家に帰っていたらとんでもないスターウォーズを繰り広げてしまっていたかもしれません
 
おかあさん、あのときはごめんなさい(今は仲良し)
 

②義実家での授乳が恐怖
 
これはまあ想像出来てはいたんですが
 
義実家は親戚がよく集まる場所で、特に子供がたくさん来るところ
別室で授乳していてもいつロケットの如き子供達が突撃してくるか分からないし、誤って大人が入ってきてしまう可能性もあります
 
産後、何度か娘を連れて遊びに行ったのですが、別室での授乳はいつもビクビクしていました

同居していたらこれが毎日……と思うと、まじのまじで同居は避けてよかったです
 

③産後は上半身裸がデフォ
 
思っていた以上におっぱい
寝てる時間以外はずっとおっぱい
さっき飲ませたばかりなのにおっぱい
ボタンを留めるのも面倒な産褥期は常におっぱい
 
実家や義実家だったら多分部屋から出れませんでした
 

④夫と二人で娘の成長を見守れた
 
一番はこれです
生まれてから最初の一か月、新生児の期間ってものすごく変化が多いんです
 
顔はかなり変わるし、泣き声も変わるし、体重も増えて、身長もすごく伸びる時期
乳児湿疹が出来たり、よだれや涙が出るようになったり、クーイングがはじまったり、げっぷが上手になったり
 
些細な変化ですが、一つ一つその時期じゃないと見られない貴重な姿を夫と一緒に見ることが出来たのが嬉しかったです
 
自分の実家で両親に孫のこういった姿を見せてあげるのも親孝行なのでしょうが、
私の場合だと宇宙大戦で忙しくて実家にいたらこういった変化は見逃してしまっていたかもしれません
 
 
 
こうした理由もあって、私には自宅での新生児育児の方が合っていたようです
 
 
自分の実家に里帰りするという方は、素晴らしい親孝行だと思いますし素晴らしい里をお持ちで羨ましいです
義実家へ里帰りするという方も、きっと安心して身を寄せられる素晴らしい旦那様とご家族に恵まれたのでしょう
 

そして、里帰りしたくないけれど周りから里帰りはしないのか、産後うつになるのではないかと不安な日々を過ごしている方

蓋を開けてみないと、産後の自分や子供がどうなっているかは分かりません
里帰りした方が楽なケースだってたくさんあるでしょう
 

ただ
 
 
根性も育児経験値も無いし分娩を担当した助産師さんに頭を下げられたほど股が裂けたけど里帰りせずに産褥期を乗り越えた人間もいます
 
 
里帰りするな、とは言わないけれど
 
どうしても嫌だったら、無理しなくていいんです
 

配食サービスや家事代行サービスも今はたくさんありますし
育児してみてやっぱりどうしても辛い!実家帰りたい!ってなったら(距離にもよりますが)その時点で里帰りすることも出来ます
 
嫌々実家や義実家にお世話になって、体は楽でも精神的にストレスを抱えて母乳の出が悪くなったり育児を楽しめなくなってしまっては、その方が子供にとっても自分にとっても良いことはありません

「里帰りしたくない」はわがままでもなんでも無いので、どうか自分の気持ちを尊重してください
 
 
里帰りサバイバーの私からのお願いです
 
 
余談ですが、知人女性で私の二か月後に子供を出産した方がいます

彼女も実家が遠方、義実家が近居ですがどちらへも里帰りせず産褥期を過ごしました
私と同じく新生児育児には苦戦していたようですが、産後うつの発症などもなく現在は元気に三か月児のママをやっています
 
彼女は義母さん(とても仲良し)が産後ちょくちょく食事を作りに来てくれていたようですが、
「お義母さんは好きだけど、お義母さんの料理は脂っこくて飽きちゃった」
と嘆いていました
 

産後は外に出られないし、母乳を与えている場合は食欲がモンスターなので食事は何よりの楽しみです
お金をかけてでも自分の好きなものを食べましょうね
 

『育児 イライラ』は私だけじゃないはず


2020年はどんな一年にしようかな、育児、生活、仕事、趣味、楽しみなこともやりたいこともいっぱいあるなあ
そんなことを呑気に考えつつ過ごしていた昨年末のある日のこと
 
夫とのたわいもない会話の中のふとした一言に私は暴発しました
 

「とりあえず、2020年は心穏やかに過ごしてよ」
 
 
 
こ こ ろ 穏 や か に
 
過ごしてるでしょうが!!!!!!!!!!!
 
 

心穏やかに過ごすようにという言葉とは裏腹に、私の心には瞬時にハリケーンが発生しました
 
この時、この一言で心が荒れ狂ったことだけは覚えているんですが頭に血が上っていて夫に反論したのか笑って受け流したのかは覚えていません
もしかしたら離乳食期ママの強い味方ハンドブレンダーでペースト状にしてしまっていたかもしれません

ただ、夫の言うことも最もなんですよね
 
そもそも私は元々が短気で感情的な人間
ここ数年はいくらかまともになったつもりではいるものの、夫と付き合い始めの頃なんて暴君もいいところでした

そんな私も、出産を控え退職してからは、仕事のストレスも無く出来る範囲の家事をしてゆったりと心穏やかに過ごしていました
 
ところが、産後は一変
 
娘への愛情と、家事育児に協力的な夫への感謝の想いでいっぱい、笑顔も喜びも増えましたが
反対に、怒髪天を衝くまでの瞬発力も格段に上がりました
 

簡単に言うと情緒不安定になったのです
 

洗濯物まだ濡れてる?→さっき洗ったばかりだからしょうがない!!!
手袋落としてるよ→荷物が多いんだからしょうがない!!!
抱っこ紐忘れたよね?→うるさい!!!!!!!!!
 

分かってます、めちゃくちゃです
理不尽に怒り狂い、オコリザルと化した私にも根気よく付き合ってくれる夫は本当にありがたい存在です
 

このオコリザル化現象ですが、夫へ発動してる分にはまだ良いんですが(良くはないけど)
時折、娘に対しても怒りのスイッチが入ってしまうことがあります
 
 
これ、母親にとってはとても恐ろしいことで
 
 
昨今ニュースで「母親(父親)による虐待死」という悲しい事件を目にすることが増えています
子供が出来る前の私は「こんなことになるなら産まなきゃいいのに」としか思っていなかったものの
親となった今では、自分はいつでも『彼』『彼女』になり得る可能性があるんだ、ということを実感しています

怒りのスイッチが入るといっても打擲を加えるようなことはしていませんが、自分が絶対にそうならない、と言いたい気持ちはあっても、断言することは出来ません

特に授乳がうまくいかなかった新生児の頃や、睡眠退行が始まって夜中に何度も起きたり寝ぐずりするのになかなか寝付かなかった頃

イライラして思わず「眠いなら寝てよ!」「うるさいな!」等と口にしたこともありますし
丸めたオムツを壁に投げつけたり、授乳ランプを自分の頭に叩きつける等の分かりやすいヒステリーは毎晩のことでした
 
当時、眠いのに興奮して寝付けない時に
 
 
『授乳 イライラ』
『寝かしつけ イライラ』
『育児 イライラ』
 
 
というワードで検索しては落ち込んだり、同じ思いの人がいることを知って安堵したりしていました
 
最近では娘の睡眠時間も増え、育児にも慣れ余裕が出てきてイライラの回数は減ってきましたが
それでも時折うまくいかないことが積み重なると気持ちに余裕が無くなることはあります
 

ただ、変わってきたのはイライラしないための予防ではなく、イライラしたときのアフターケアをするようになったこと
 

予防は無いと諦めました
まだ赤ちゃんの娘は急に寝なくなったり、急に飲まなくなったり、泣き止まなくなってしまうことだって度々ありますし
夫の何気ない一言で私の心に熱帯低気圧が発生することだってあります
 

ただ、イライラしてしまったときには、自分で自分のご機嫌を取ることを意識できるようになりました
 

ちょっと良いお肉を焼いたり、スーパーでお寿司を買ったり、本を読んだり、娘を預けて買い物に行ったり、アニメを見たり、アイスを食べたり
どうにかこうにか多少の時間を作って、少し贅沢をすれば、ご機嫌取りの手段はいくらでもあります
 

こうして怒りを鎮めたら、オコリザルを森にかえしてまたリスタートです
 

とはいえ、まだまだ不安定な部分があるからこその「心穏やかに過ごして」という夫からの一言だとは思うのですが
 
寝ないなら寝ないで諦めてトコトン付き合って翌日は家事は一切放棄!夕飯はパーッと出前!
 
そう開き直ってでも、娘や夫と笑って過ごしていられるよう
今年は助言通り心の安寧を何より優先して過ごしたいものです
 

スマホに子守をさせるな?え、テレビは?お菓子は?


娘を授かった直後、私は立派な検索魔と化していました

勿論、授乳やオムツ替えなど産後すぐに始まる育児に関しても気になることは多々ありましたが

一番気にしていたのは「スマホ」「テレビ」「お菓子」……などなど、育児をする上での「制限」「しつけ」
をどうするか、というところ
 
今思えば、そんなもの少なくとも生後半年~1歳くらいまでは気にする必要もないのに、前のめりな私は産後の新生児育児よりもそっちが気になっていました
 

ネット上には「スマホ育児の弊害」「スマホに子守をさせるな」なんていう文言がそこかしこに踊ってますよね

私もそれをしっかり鵜呑みにしてました
 
正直言うと、妊娠前は「あんまりスマホやテレビは使いたくないし~おやつも食べすぎはよくないから程々にして~なるべくお絵かきとか絵本だけで乗り切りたいな~」と
生ぬるいことを考えていた私
 

妊娠判明後、見事にひっくり返されました
 

勿論、「スマホやテレビを使わず、おやつは程々、なるべくお絵かきとか絵本だけで乗り切る」ことも出来なくはないんでしょうが
それを実現するには親御さんの想像を絶っっっっっっっっする苦労があるということを知りました

というのも、ご存知私の華麗なる義実家は子沢山の大家族(下記参照)

jujikadaisuki.hatenablog.com


妊娠後は特に、リアルな育児事情を知りたくて義実家へ行くことが多くなりました
 
実際に自分が妊娠して、育児と言うものを意識してから見ると、義実家の子たちがものすごくのびのびと放牧されていることが良くわかりました
 
常にお菓子を持ち歩いている子、狂ったように電子ピアノをかき鳴らす子、家の中を三輪車で爆走する子……
家中がおもちゃや絵本やアニメDVDで溢れかえり、テレビは常にキッズ番組が流れてる
 

動物園がすぎる
いや、動物園なのは知ってたけど、改めて育児って視点で見るとめちゃくちゃだ、この家
 

育児ってこんなんでいいの…?ていうか寧ろこの状況後片付けとか考えると大人の方が大変なんじゃ…と恐ろしくなる私

とりあえず義実家でやることもないので片っ端からおもちゃや絵本を片付けるも、片っ端からそれらを引っ張り出す子供達
あまりのことに呆然としているとうっかり三輪車にひかれる 痛い
 

「良くない育児例のオンパレード」といわんばかりの光景に度肝を抜かれたものの、ふと夫の幼少期の話を思い出しました
 
というのも、夫のご両親は大変忙しいお仕事をされており、それに加えて子沢山だったのでなかなか手をかけられなかったとのこと

というか、この義両親もなかなかに破天荒な方々だった
 
クリスマスプレゼントにスリッパやサバイバルナイフを与え、長期休暇には遊園地など行かず田舎へ行って木を切らせ、小さい子供たちを連れて観に行った映画は「モーセ十戒

モーセ十戒」って、大人でも観てられないような難解な映画じゃないですか
しかも聞くところによると映画のくせに長尺すぎて中休みがあったとか
ミュージカルかよ、ライブビューイングかよ、テニミュかよ
 
おもちゃやアニメ映画なんてほとんど知らずに育ったし、子供だろうが何だろうが悪いことをしたら容赦なく鉄拳制裁が下ったと夫は語ります
(その代わりマグマ級の愛情を子供たちに注いでくれたらしく、亡くなった今でも多くの人から尊敬される偉大な義両親です)
 
きっと義兄妹たちも、自分が子供時代に出来なかった「子供らしいこと」をさせてあげたいのかな、と感じました
夫もことあるごとに「娘ちゃんには子供らしく真っ直ぐ育ってほしい」と言っています
 

それに、各家庭大事な決まりごとはちゃんとあるようで

・人に迷惑をかけない
・約束は守る
・ありがとうごめんなさいはちゃんと言う
・みんなといるときは一緒に遊ぶ
・上記が守れなければしっかり叱る

ここら辺は厳しく言いつけられているし、子供たちもよく守ってます
(余談ですが、華麗なる義実家のママさんたちは結構な勢いで叱るのでたまに大人の私でも心臓が縮み上がります)
 
しかも、ここまでフリーダムでも皆さん大変苦労しています
となると、私が当初思っていたスマホやテレビを使わず、おやつは程々、なるべくお絵かきとか絵本だけで乗り切る」育児なんてどれほど苦労するか、察するに余りあります
 

こうして育てられている親戚の子達はみんなフリーダムだし騒がしいけれど
嘘をついたり、意地悪したりする子は一人もいません

それどころか、みんな素直で優しい子たちばかり

娘を出産した今、小さな娘を見て「可愛い」「(いとこが増えて)嬉しい」「遊んであげる」と進んで面倒を見ようとしてくれる子たちを見て、本当にいい子達だな、と実感しています
 
それに、「スマホやテレビなどのデジタルメディアを過度に使用することで言語発達の遅れが危惧される」というネット記事をいくつか読んだけれど

皆テレビはよく見るし、条件付きでスマホを使うこともあるけれど、皆よく喋るし中には小学生で高校生レベルの検定をパスした子もいます

勿論、状況や使用方法によって弊害はあるかもしれないけれど、節度ある使用であればそこまで大きな影響は無いというのが個人的な見解です
 
ていうか、遺伝子の勢いには敵わないのかな、と
 

あの時、検索結果だけを真に受けてスマホもテレビもお菓子も全面禁止で育児する!と
決めてしまっていたら

根性の無い私はブログを書くこともツイッターを見ることも無く、一日中鬱々と読み聞かせやいないないばあをするだけの無機物と化していたことでしょう
 
知人女性で独自の育児理念と海よりも広い心をもって「スマホやテレビは禁止、お菓子やおもちゃは全て手作り」という育児をされているのに
ストレスフリーで常にニコニコしている方がいるんですが、本当に尊敬します
お子さんもとても明るいいい子です

わたしには彼女の育児は絶対に無理ですが、きっと彼女には愛する子供にデジタルメディアや市販のお菓子おもちゃを与える方がストレスになるんでしょう
その違いを思えば、親子ともどもストレスフリーでいられる育児スタイルに落ち着くのが一番ですね
 
 
ちなみに、私はというと、自分のスマホを使用させて主にデータフォルダ等に保存されているイケナイモノ達が何かの拍子で娘や周囲の大人にバレてしまっては社会的に抹殺されるのでスマホだけは最後まで死守しようと固く心に誓っています
 
 
まあ、まだ五か月になったところでこれから娘の性格や環境に合わせて色々制限したり解禁したりしなきゃいけないとは思いますが
とりあえず今は娘と一緒にアニメを見て推しにキャーキャー言う日々が幸せです